レゾナック26年1Qは126.4%増益 後工程材料が絶好調:上期業績予想も上方修正(1/2 ページ)
レゾナックは2026年5月13日、2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)の決算を発表した。売上高は3079億円で前年同期比4.1%減、営業利益(国際会計基準[IFRS]ではコア営業利益)は336億円で同126.4%増、純利益は153億円で同74.6%増だった。減収も半導体・電子材料の好調やケミカルの赤字縮小などで増益した。
減収も半導体後工程材料の好調などで126.4%の増益
レゾナックは2026年5月13日、2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)の決算を発表した。売上高は3079億円で前年同期比4.1%減、営業利益(国際会計基準[IFRS]ではコア営業利益)は336億円で同126.4%増、純利益は153億円で同74.6%増だった。
半導体・電子材料は好調だったが、クラサスケミカル(石油化学事業)の減収や鉛蓄電池事業を手掛けるグループ企業Fiamm Energy Technologyの事業譲渡などが影響し、減収した。一方で半導体・電子材料の好調と、2025年度に行った黒鉛電極事業の構造改革によってケミカルの赤字が縮小したことで増益したという。
セグメント別に見ると、半導体・電子材料は売上高1347億円で前年同期比21%増、営業利益は340億円で同74%増だった。けん引するのが後工程材料で、AIなど先端半導体向け製品で大きく数量を伸ばし、売上高709億円(前年同期比38%増)と四半期単位で過去最高を更新した。
前工程材料はメモリ市況が緩やかに回復したことで売上高218億円(同8%増)になったが、デバイスソリューションはデータセンター向けハードディスクが堅調な一方、炭化ケイ素(SiC)エピタキシャルウエハーの一部在庫調整が影響し、ほぼ横ばいの売上高290億円(同1%減)だった。
モビリティはタイの自動車市場回復や、一部顧客の需要増によって売上高473億円(前年同期比1%増)、営業利益29億円(同159%増)と増収増益した。イノベーションは製品ごとの濃淡はありつつ堅調に推移し、売上高227億円(同3%増)、営業利益24億円(同14%増)と増収増益だった。
ケミカルは売上高408億円で前年同期比8%増、営業損失は16億円と、前年同期の損失63億円から赤字縮小した。黒鉛電極の販売数量が改善したことや、先述した黒鉛電極事業の構造改革などが寄与したという。
クラサスケミカルは2026年2〜4月にかけて4年に1度の大型定期修繕を行ったことが影響し、売上高517億円(前年同期比34%減)、営業損失5億円と減収減益した。なお同セグメントは2026年内のパーシャルスピンオフ(分社化)を予定していて、すでに株主総会における配当決議に関する定款変更の承認、東京証券取引所への上場申請の提出を完了している。
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