RFIDセンサータグでタイヤを賢く ひずみや温度変化をリアルタイム検知:自動運転への活用も検討
村田製作所は「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」に出展し、タイヤ内蔵用のRFIDセンサータグを紹介した。タイヤ内部の温度やひずみなどをリアルタイムで取得できるもので、レーシングカー用タイヤの状態監視や研究開発現場での試験などでの利用を想定する。
村田製作所は「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」(2026年5月27〜29日、パシフィコ横浜)に出展し、タイヤ内蔵用のRFIDセンサータグを紹介した。
村田製作所はRFIDタグやRFIDリーダーを幅広く展開する。自動車分野ではこれまで、タイヤの在庫管理やトレーサビリティー確保の用途でRFIDソリューションを提案してきた。
今回展示したのは、RFIDタグにセンサーを組み合わせた「RFIDセンサータグ」だ。タイヤの製造過程でタイヤ内部に埋め込み、車両側にRFIDリーダーを搭載することで、走行中のタイヤ内部の温度やひずみなどをリアルタイムかつバッテリーレスで取得できる。
現時点での用途としては、高速で走行するレーシングカー用のタイヤの状態監視や、タイヤの研究開発現場での試験などを想定する。研究開発用途では「タイヤを固める加硫工程で、どの温度で固めるとどんなタイヤができるかの関係を知りたい」「走行試験で想定通りの温度変化になるかどうかを測定したい」などとして、既に多くの引き合いがあるという。
将来的には一般の乗用車への搭載も視野に入れる。タイヤ内部の情報から路面のぬれや摩擦状態などを推定することも考え、研究を進めている。これが実現すれば、自動運転車が路面状況の変化を把握し、走行速度や車両制御へ反映するといった活用も期待できる。
村田製作所の担当者は「タイヤの温度やひずみは非常に重要な要素だ。今まで、表面の状態は見えても内部の状態は分からなかったが、RFIDセンサータグによってそれが取得できるようになる」と説明した。
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