Micronの業績、利益額は3四半期連続、利益率は2四半期連続で過去最高を更新:福田昭のストレージ通信(316)(1/2 ページ)
Micron Technologyの2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の業績を紹介する。売上高営業利益率は80.4%に達した他、全ての顧客分野で売り上げが前年同期の3倍を超えた。
売上高は5四半期連続で過去最高を更新中
半導体メモリの大手メーカーであるMicron Technology(以降はMicronと表記)は2026年6月24日(米国時間)に2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の四半期業績を発表した。同社の会計年度は9月を期初、8月を期末としている。標準的な会計年度の四半期と比べ、期末月が1カ月早い。このため、半導体メモリ大手の業績を予測する先行指標としての意味合いを有する。
2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の売上高は前四半期比(前期比)73.7%増、前年同期比346%増(4.46倍)の414億5600万米ドルである。四半期の売上高は5四半期連続で過去最高を更新した。
2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の営業利益はGAAPベースが前期の2.06倍、前年同期の15.4倍となる、333億1800万米ドルに達した。売上高営業利益率は80.4%と極めて高い。なお前期の売上高営業利益率は67.6%だった。営業利益額は3四半期連続、売上高営業利益率は2四半期連続で過去最高を更新した。Non-GAAPベースの営業利益は336億8100万米ドル、売上高営業利益率は81.2%である。
2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の四半期業績概要。左はGAAPベース、右はNon-GAAPベース[クリックで拡大] 出所:Micron Technology(2026年6月24日(米国時間)に公表された連結決算概要のプレスリリースから)
四半期業績(GAAPベース)の推移(売上高と営業損益、売上高営業利益率、2016会計年度第3四半期〜2026会計年度第3四半期)。Micron Technologyによる過去の公表値を筆者がまとめたもの[クリックで拡大]
全ての顧客分野で売り上げが前年同期の3倍を超える
次は事業部門(Business Unit)別の売上高を見ていこう。「CMBU(Cloud Memory Business Unit)」(クラウドメモリ)、「CDBU(Core Data Center Business Unit)」(コアデータセンター)、「MCBU(Mobile and Client Business Unit)」(モバイルとクライアント)、「AEBU(Automotive and Embedded Business Unit)」(自動車と組み込み)の、4つの事業部門がある。
CMBUは、大規模ハイパースケールクラウド向けのメモリソリューションとデータセンター向けのHBM(high bandwidth memory)を扱う。2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の売上高は前四半期(前期)比78%増、前年同期比307%増(4.07倍)の137億6900万米ドルである。
CDBUは、OEMデータセンター向けメモリソリューションと、全てのデータセンター向けストレージソリューションを扱う。2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の売上高は前四半期(前期)比103%増、前年同期比653%増(7.53倍)の115億2400万米ドルである。
MCBUは、モバイルとクライアント向けのメモリソリューションとストレージソリューションを扱う。2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の売上高は前四半期(前期)比49%増、前年同期比254%増(3.54倍)の115億2100万米ドルである。
AEBUは自動車と産業、民生向けのメモリソリューションとストレージソリューションを扱う。2026会計年度第3四半期(2026年3月〜2026年5月期)の売上高は前四半期(前期)比71%増、前年同期比311%増(4.11倍)の46億3400万米ドルである。
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