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日本政府の科学技術・イノベーション政策福田昭のデバイス通信(519) 2026年度版実装技術ロードマップ(2)(1/2 ページ)

「2026年度版 実装技術ロードマップ」から、「第2章 注目される市場と電子機器群」の冒頭「2.1 イントロダクション」の部分を紹介する。今回は、日本政府の取り組みに関する記載を取り上げる。

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「第2章 注目される市場と電子機器群」の紹介へ

 本コラムの前回から、電子情報技術産業協会(JEITA)が2026年6月に発行した「2026年度版 実装技術ロードマップ」の概要をシリーズでご報告している。報告のベースとなるのは、2026年6月9日に開催された完成報告会(注:報告会の撮影および録音は禁止)の講演スライドである。

 ロードマップの策定を担当したJEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会(JJTRC:Japan Jisso Technology Roadmap Council)のご協力を得て、前回の2024年度版に続いて今回の2026年度版も講演スライドの一部をご紹介する。この場を借りて同委員会の皆さまに深く感謝したい。なお講演スライドは、ロードマップ本体とは表記が一部、異なっていることがある。あらかじめご了承されたい。

「2026年度版 実装技術ロードマップ」の目次。JEITAのWebサイト
「2026年度版 実装技術ロードマップ」の目次。JEITAのWebサイト(ロードマップの購入ページ)から抜粋したもの[クリックで拡大]
「2026年度版 実装技術ロードマップ完成報告会」のプログラム
「2026年度版 実装技術ロードマップ完成報告会」のプログラム[クリックで拡大] 出所:JEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会

 今回ご報告するのは、ロードマップ本体だと「第2章 注目される市場と電子機器群」の冒頭「2.1 イントロダクション」である。この節は「2.1.1 技術・イノベーションに係る国内外の動き」と「2.1.2 電子機器群の分類と定義」で構成される。

第2章第1節「2.1 イントロダクション」の構成
第2章第1節「2.1 イントロダクション」の構成[クリックで拡大] 出所:JEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会

科学技術・イノベーション基本計画(5年計画)が政策の基盤

 「2.1.1 技術・イノベーションに係る国内外の動き」では始めに、日本政府の取り組みを説明した。政府の科学技術・イノベーション政策の基本戦略は、5年を1期とする中期の計画として1996年(年度)以降、作られてきた。最近の基本戦略は2021年(令和3年)3月26日に閣議決定された「第6期科学技術・イノベーション基本計画」であり、2021年度(令和3年度)〜2025年度(令和7年度)までを対象とした。


「第6期科学技術・イノベーション基本戦略」の概要図(内閣府による)[クリックで拡大] 出所:JEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会

 「第6期科学技術・イノベーション基本戦略」ではサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)の融合によって経済の発展と社会課題の解決を両立させる「Society 5.0」を中核的な理念として位置付けた。エレクトロニクス関連ではAI(人工知能)と半導体を経済安全保障の重要分野と位置付け、AI産業と半導体産業の基盤強化に取り組んだ。具体的には、次世代半導体の国産化やデータセンターの国内誘致などを推進した。

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