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商社が見る激動の半導体市場 今後は「バッファー在庫の確保が重要に」価格優先から安定調達へ(1/3 ページ)

半導体/電子部品の専門商社であるコアスタッフは、電子部品の過剰在庫が減少し、受注が回復局面に入ったとの見方を示した。独自の景気指数「CEDI」も2025年11月を転換点として上昇している。MLCCを中心とする受動部品の需要増や、安定調達を支える同社の取り組みを紹介する。

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 半導体/電子部品の専門商社であるコアスタッフは2026年7月、半導体市場の動向と事業戦略についてのプレス向け説明会を開催した。電子部品などの過剰在庫は減少し、受注は回復局面に入ったという。特に、積層セラミックコンデンサー(MLCC)を中心とする受動部品の需要が急速に伸びている。同社独自の景気指数や顧客アンケートを基に、市場の現状と今後の見通しを示した。

過剰在庫が減少、MLCC需要は急増

コアスタッフ 社長 戸澤正紀氏
コアスタッフ 社長 戸澤正紀氏

 コアスタッフは、特に日本国内の産業機器メーカーへの供給を得意とし、2025年度には6000社以上の企業との取引があった。コアスタッフの受注状況から市場を見ると、現在多くの企業で過剰在庫は減少したという。

 コアスタッフ 社長の戸澤正紀氏は「2024〜2025年は顧客がコロナ禍で抱え込んだ過剰在庫の消化が続き、コアスタッフの業績は非常に厳しかった。しかし、受注は2024年3月をボトムとして、2025年の途中からは大きく回復した。2026年は2024〜2025年とは全く異なる市況になり、大きく受注が伸びると予測している」と説明する。

コアスタッフの受注状況
コアスタッフの受注状況[クリックで拡大] 出所:コアスタッフ

 製品カテゴリーごとに見ると、「半導体」「受動部品」「機構部品」の3つのカテゴリーの中でも、特に受動部品の伸び率が高い。「中でも積層セラミックコンデンサー(MLCC)の伸びは予測していた以上に急激だ。受動部品メーカーは供給能力の拡大を行っていたが2026年6月には需要がそれに追い付いてしまった。他社製品への置き換えを進めている顧客もいる」(戸澤氏)

製品カテゴリー別の受注状況
製品カテゴリー別の受注状況[クリックで拡大] 出所:コアスタッフ

 コアスタッフが顧客企業を対象に行ったアンケートによると、現在の受注状況を「良い」「やや良い」と答えた企業の割合は、2025年12月には計26%だったが、2026年5月には計39%に増加した。部品在庫の状況は、2025年12月には5%が「若干不足」と回答していたが、2026年5月には「非常に不足」が2%、「若干不足」が12%となった。このことからも、過剰在庫は減少していることがうかがえる。

コアスタッフ顧客の受注状況コアスタッフ顧客の在庫状況 左=コアスタッフ顧客の受注状況、右=コアスタッフ顧客の在庫状況[クリックで拡大] 出所:コアスタッフ

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