車載機器のWi-Fi 6E対応EMC耐性試験を国内で提供、OEG:開発コスト、期間を削減
OKIエンジニアリング(以下、OEG)は「TECHNO-FRONTIER」(2026年7月15〜17日、東京ビッグサイト)に出展し、Wi-Fi 6E対応の車載機器向け電磁両立性(EMC)耐性試験サービスなどを紹介した。これまでは海外で試験する必要があったが、国内で完結できることにより開発コスト、期間の削減が期待できる。
OKIエンジニアリング(以下、OEG)は「TECHNO-FRONTIER」(2026年7月15〜17日、東京ビッグサイト)に出展し、Wi-Fi 6E対応の車載機器向け電磁両立性(EMC)耐性試験サービスなどを紹介した。
車載Wi-Fi 6E規格向け試験を国内で可能に
Wi-Fi 6Eの普及に伴い、欧州の自動車メーカーではWi-Fi 6E関連規格に基づいた試験要求が本格化している。日本の車載機器メーカーが欧州自動車メーカー向けの部品を開発する際、自社でWi-Fi 6E対応の試験設備を保有していない場合は、海外で試験を行う必要があった。
これまでOEGは9kHz〜6.0GHzの車載向けEMC耐性試験に対応してきたが、加法性ホワイトガウス雑音(AWGN)を用いた試験の対応周波数範囲を最大7.125GHzまで拡大し、2026年6月からWi-Fi 6E対応EMC耐性試験サービスの提供を開始した。
OEG担当者は「AWGNの使用により、実際の無線環境を模した再現性の高い試験が実施可能だ。試験を含む開発工程が国内で完結できるため、開発コストや期間の削減に貢献できる。現状だとWi-Fi 6E対応機器を製造するメーカーは限定的で、国内もWi-Fi 6E対応に向けた検討段階のため大きな需要があるわけではないが、今後を見据えいちはやく提供を開始した」とする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
トランスと平滑コイルを「一体化」 電源サイズを3分の2に
ダイヤメットは「TECHNO-FRONTIER 2026」で、独自の電源トポロジー「TriMagiC Converter」を採用した1.6kWの絶縁型DC-DCコンバーター試作基板や、トランス向けの圧粉コアなどを展示した。TriMagiC Converterを採用した電源基板は、従来のトポロジーを採用した場合に比べ、サイズを約3分の2に小型化できるという。
パワー半導体の「ワイヤー1本」も測定 光プローブ電流センサー
シチズンファインデバイスは「TECHNO-FRONTIER」(2026年7月15〜17日、東京ビッグサイト)に出展し、光プローブを用いた電流波形測定用電流センサー「OpECS(オペックス)」を展示した。センサー部は光ファイバーと磁性材料で構成され、電磁ノイズの影響を受けないためパワー半導体の正確な測定が可能だ。
人の動きをまねるロボットで実演 STのフィジカルAI向け製品群
STマイクロエレクトロニクスは「TECHNO-FRONTIER 2026」で、人の姿勢を認識して同じ動きを再現するロボットや、制御基板を一体化したモーターのデモを披露した。センサーやマイコン、電源、モータードライバーを組み合わせ、フィジカルAIを支えるソリューションとして提案する。
電源システムの開発受託を「ホワイトボックス化」 設計書や回路図も提供
ミラクシア エッジテクノロジーは、電源システムの受託開発で、製品やマニュアルだけでなく、設計書や回路図、ソースコードまで顧客に提供する。設計情報を「ホワイトボックス化」することで、顧客自身による不具合解析や派生モデルの開発を容易にする。
次世代EV向け800-48V降圧ユニットを小サイズで Vicor展示
Vicorは「TECHNO-FRONTIER」(2026年7月15〜17日、東京ビッグサイト)に出展し、車載向け48V出力DC-DCユニット「Paladin」などを紹介した。同社が得意とする小型電源モジュールの採用により、800Vアーキテクチャや48Vシステムに対応した車載電源ユニットを省スペースに構成できる。
