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「捨てるはずのDDR4」を再利用 Meta、CXLでサーバ台数を25%削減コストメリットと課題は(3/3 ページ)

Metaは、運用を終えたサーバから回収したDDR4メモリをCXL経由で再利用し、サーバ台数を25%削減できるとしている。DDR5の価格上昇を背景に、こうしたメモリ再利用の経済的メリットは高まっている。一方、Metaのようにハードウェアからソフトウェアまで自社で制御できない企業では、DIMMとCXLコントローラーの組み合わせや相互運用性が導入の壁になる。

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再利用の壁は「DIMMの組み合わせ」

 「CXL拡張の導入障壁はコストだ」という従来の見方について、Sanghavi氏は「障壁は相互運用性とコストだ」と説明する。特に問題になるのが、新品ではなく再利用メモリを使う場合だ。新しいメモリの場合、ベンダーはDIMMを選択し、それを中心としてカードを設計する。再利用メモリの場合は、DIMMは退役したサーバから回収され、フリートに何が搭載されていたかによって、MicronやSK hynix、Samsung Electronicsなど複数のベンダー製DIMMが混在する可能性がある。

 CXLコントローラーは、こうした異なるDIMMに加え、さまざまなBIOSやLinuxカーネルのバージョンに対応しなければならない。というのも、一部の組織は最新のカーネルを動作させているのに対し、古いエンタープライズ向けリリースを使い続けざるを得ない組織も存在するからだ。

 DIMMの速度グレードも異なり、3200MT/秒のものもあれば、2600MT/秒のものもある。さらに、UDIMM(Unbuffered DIMM)やRDIMM(Registered DIMM)、LRDIMM(Load-Reduced DIMM)などの種類や、ランク構成も異なる可能性がある。

 こうした違いが問題になるのは、1つの拡張カードに搭載するDIMMを全て同じ仕様にそろえる必要があるからだ。Sanghavi氏は、「DIMMを8枚搭載するカードには、同じ種類のDIMMが8枚必要であり、そのカードのコントローラーは、実際に利用するDIMMの速度、種類、ランク構成をサポートしなければならない」と述べる。

 「こうした組み合わせに全て対応することは、依然としてメモリ技術そのものより難しい」(Sanghavi氏)。同氏は、こうした設計プロセスについて「逆算して取り組むものだ」と説明する。「メモリエクスパンダーを先に選び、それに合うDIMMを選定するのではなく、まず退役したサーバの在庫に実際にどのようなDIMMが残っているかを調べる必要がある。どのベンダー、どの型番の組み合わせが大部分を占めるのかを把握し、その上で、それらのDIMMをサポートするコントローラーを選択、あるいは検証する必要がある」

 同氏は「この組み合わせを誤れば、経済的なメリットは失われる」と指摘した。

【翻訳:滝本麻貴/田中留美、編集:EE Times Japan】

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