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25年のイメージセンサー市場は過去最高、ソニーはシェア5割中国勢が韓国抜き2位(1/2 ページ)

フランスの市場調査会社Yole Groupによると、2025年のCMOSイメージセンサー市場は前年比9%増の253億米ドルに成長し、過去最高を更新した。企業別ではソニーが約50%のシェアを獲得した。また、地域別シェアは日本勢が51%で首位を維持したほか、中国勢が21%に拡大して17%の韓国勢を抜いて世界2位に浮上した。

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 フランスの市場調査会社Yole Group(以下、Yole)は2026年8月、CMOSイメージセンサー(CIS)市場に関する最新調査結果を発表した。それによると、2025年の同市場は前年比9%増の253億米ドルに成長し、過去最高を更新した。企業別ではソニーが約50%のシェアを獲得。また、地域別シェアは日本勢が51%で首位を維持したほか、中国勢が21%に拡大して17%の韓国勢を抜いて世界2位に浮上した。

25年は過去最高、数量主導型から付加価値主導型の成長へ

 Yoleは、最新の年次レポート「Status of the CMOS Image Sensor Industry 2026」発行に合わせてプレスリリースを公開した。Yoleによると、2025年のCIS市場売上高は253億米ドルと過去最高を更新したという。

 そのうちモバイル向けは売上高の約63%を占めていて、Yoleは「スマートフォンメーカーでは、より大型のセンサーや積層型アーキテクチャ、高度なフロントカメラシステムなど、より付加価値の高いセンサーを採用する動きが進んでいる」と説明している。また、車載、防衛/航空宇宙、その他コンシューマーなどモバイル以外の分野も、市場の多様化への寄与を強めているという。

 Yoleは2026年は売上高が前年比でわずかに減少すると予想。「短期的にはスマホ市場の循環的な変動が最大のリスクとなるほか、AI市場の活況に伴うメモリの供給逼迫が、高度なCISアーキテクチャにも圧力を及ぼす可能性がある。モバイル以外の市場は構造的に存在感を高め続ける」と説明している。

 そのうえで今後の見通しについて、CIS市場が2031年に向け「数量主導型から付加価値主導型の成長モデルへと移行している」と指摘。売上高は2031年に303億米ドルに達し、2025〜2031年のCAGR(年平均成長率)は3.1%となり、出荷数量のCAGR 1.9%を上回る見通しを示している。

 Yoleは「センサーの複雑化やアーキテクチャの高度化によるASP(平均販売価格)の上昇が、今後の市場価値拡大をけん引する主要因になる。モバイル以外では、防衛/航空宇宙、車載、セキュリティが特に高い成長のけん引役として台頭している」とコメントしている。

中国勢が伸び韓国は減少、勢力図に変化

 2025年の地域別売上高シェアを見ると、日本勢は51%で、前年比3%増となった。日本勢ではソニー、キヤノン、浜松ホトニクスが主要メーカーとして挙げられている。

 ソニーは2025年も成長し、単独で世界CIS市場売上高の約50%を占めトップを維持している。Yoleは、ソニーの成長をけん引したのはプレミアムモバイルイメージングで、Apple関連の需要や、より大きな光学フォーマット、高解像度センサー、高度な積層アーキテクチャなどが寄与したと分析している。

主要CISプレイヤーの一覧とシェア[クリックで拡大] 出所:Yole Group
主要CISプレイヤーの一覧とシェア[クリックで拡大] 出所:Yole Group

 一方、Samsung Electronics(以下、Samsung)はCISメーカーとしては世界2位を維持したものの、売上高はおおむね横ばいだった。プレミアムスマホではソニー、中低価格帯では中国メーカーとの競争が激しくなっていることが背景にあるという。またイメージセンサー事業から撤退し主力のメモリ事業へ経営資源を振り向けることを発表しているSK hynixの存在感も低下。結果として韓国勢のシェアは前年比4%減の17%となり、同2%増で21%にまで成長した中国勢に2位の座を奪われたという。

 中国勢の成長をけん引しているのがOmnivision、SmartSens、GalaxyCore、Gpixelらだ。車載やセキュリティ分野で強いOmnivisionは2桁成長を記録。またSmartSensもモバイル、セキュリティ、自動車、コンシューマー用途で事業を拡大し「主要メーカーの中でも特に高い成長を示した」(Yole)という。

 中国ではスマートフォンに加え、セキュリティ、自動車、ドローン、ロボット、AIoT(Artificial Intelligence of Things)、スマートホームなどがCIS需要を支えている。Yoleのイメージング担当マーケット&テクノロジーアナリストであるAnas Chalak氏は、中国勢の台頭について「市場だけでなくサプライチェーンにも支えられている」と指摘。「中国のCISメーカーは国内ファウンドリーへのアクセスと海外の製造ルートを組み合わせるとともに、国内カメラモジュールメーカーとの関係を強化し、コストや製品認定、市場投入までの期間を改善している」と述べている。

 北米勢と欧州勢はいずれも5%で、北米勢は同1%減、欧州勢は横ばいだった。北米勢ではonsemiが自動車市場での競争激化によって売り上げが減少したという。

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