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TSMCのCoWoSに「弱点」 HBM実装でIntelに商機か米アナリストの見解(2/3 ページ)

米国のアナリストらによると、TSMCの先進パッケージング技術「CoWoS(Chip-on-Wafer-on-Substrate)」が、AIアクセラレーターと広帯域メモリ(HBM)を統合する上で生産のボトルネックになっていて、Intelにファウンドリー顧客獲得のチャンスが生まれているという。Intelはインターポーザーを不要にできる「EMIB」などを武器に、AI半導体向け先進パッケージングで存在感を高めている。

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Google/MediaTekがEMIB-T採用か

 Counterpointは、「われわれが行ったチャンネルチェックから、Googleと、同社のAI ASIC設計パートナーであるMediaTekが、Googleの今後の『TPUv9t(開発コード名:Humufish)』と『TPUv9t+(開発コード名:Triggerfish)』およびそれ以降の製品で、Intel FoundryのEMIB-Tを採用する予定であることが示唆されている」と述べる。

 Counterpointによると、Intelは現在も困難に直面しているという。

 Shah氏は「TSMCとHBMは依然として、学習と推論の両方に対応する上で、最も安全かつ柔軟性の高い汎用プラットフォームとしての位置付けにある。NVIDIAとAMDはこれまで、調達先を分散させる意向を示していない。一方、GoogleはMediaTekと共に調達先の分散を図っている。Googleが世界第2位のアクセラレーター企業であることを踏まえると、その影響は非常に大きい」と述べている。

 Wall Street Journalは2026年5月、AppleがIntelに半導体チップを発注する可能性があると報じた。これは、トランプ大統領による後押しを受けた取引だという。トランプ政権は2025年に、Intel株を10%取得している。

微細化以上に重要になる先進パッケージング

 先進パッケージングは、複数のダイやチップレットをより高密度に1つのパッケージへ集積できるようにすることで、ムーアの法則の恩恵を拡張してきた。NVIDIAの最新型AIチップは、単一パッケージ内の2つのコンピュートダイに数千億個規模のトランジスタを集積している。

 Jones氏は「性能および消費電力の観点から見ると、TSMCやIntelのような大手ファウンドリーが半導体プロセスを2nmから1.4nmへ移行させることよりも、パッケージング技術を進化させることの方が重要になる」と述べる。

 Counterpointは「Intelがチャンスを生かせるかどうかは、計画を適切なタイミングで実行できるかどうかと、GoogleやMediaTekのような企業、さらには大手メモリメーカーの支持を得られるかどうかにかかっている」としている。

 同社によると、IntelのEMIBはZAM/XBMと共に、こうした移行を後押しする要因になるという。

 Intelとソフトバンクの子会社SAIMEMORYは2026年2月に、積層DRAM技術であるZAMを発表した。ZAMは、HBMに代わるエネルギー効率の高い技術となる見込みだ。また、長期的にはXBMが、BEOL(Back End of Line)薄膜トランジスタとシリアルUCIe(Universal Chiplet Interconnect Express)リンクを使用することで、インターポーザーを不要にするとみられる。

 IntelのCEOであるLip-Bu Tan氏は最近、同社にとってメモリの重要性が増していることを示唆した。

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