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職人の暗黙知をフィジカルAIに 指先を捉えるグローブ:村田製作所の3軸LFアンテナ搭載(2/2 ページ)

村田製作所とMelt Interface Technologiesは「CEATEC 2026」で、手指の動きを高精度に計測するグローブ型デバイス「ContactGlove3 Pro」を展示した。村田製作所の小型/高感度LFアンテナを搭載し、5本の指の位置や姿勢を計測できる。熟練技術者の作業をフィジカルAIの学習データとして活用するなどの用途を想定する。

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熟練技術者の作業をフィジカルAIの学習データに

 ContactGlove3 Proの主な用途として想定するのが、ロボットの学習データの収集だ。例えば、製造現場で熟練技術者が同製品を装着して作業することで、5本の指をどのように動かしているか、どのように部品や工具を扱っているかといった情報をデータとして取得できる。

 こうしたデータをフィジカルAIの学習に活用すれば、従来は自動化が難しかった細かな手作業をロボットに習得させることにつながる。ロボットの遠隔操作やティーチングに加え、熟練技術者の動作を記録して技能継承に生かしたり、作業品質の向上につなげたりする用途も期待される。

 「CEATEC AWARD 2026」の審査委員会は、フィジカルAIの普及には実作業に関する高品質なデータが欠かせないと指摘。手指の動作データを作業工程などの文脈と結び付けることで、AIの学習に有用なデータになる点を評価した。熟練技術者の動きをデータとして蓄積し、ロボット学習や技能継承、細かな手作業の自動化につなげる技術として期待を寄せている。

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