村田製が通期上方修正 データセンター向け売上高倍増:上期売上高が過去最高を更新(2/2 ページ)
村田製作所は2026年度第2四半期の業績を発表した。売上高は5885億円、営業利益は1475億円で、いずれも四半期として過去最高を更新した。上期の売上高も前年同期比20.8%増の1兆908億円と過去最高だった。AIデータセンター向けの需要が好調で、2026年度通期の業績予想も上方修正した。
通期予想は売上高/営業利益ともに上方修正
2026年度通期の業績予想は、2026年7月の前回予想から売上高を1500億円上方修正し、2兆2600億円とした。営業利益も900億円上方修正して5200億円とした。いずれも過去最高を更新する見通しだ。
売上高の上方修正は、AIサーバ向けを中心としたデータセンター関連の需要が、従来の想定以上に拡大していることが主な要因だ。営業利益については、生産高の増加に伴う操業度益の拡大に加え、製品価格の値下がりが従来予想より緩やかに推移していることなどを織り込んだ。
通期の売上高予想をセグメント別に見ると、「コンデンサ」を前回予想比10.3%増の1兆2762億円、「インダクタ・EMIフィルタ」を同7.7%増の2743億円に上方修正した。いずれもデータセンター向けの需要拡大を見込む。一方、「高周波・通信」はスマートフォン向けの樹脂多層基板の減少を見込み、前回予想比0.2%減の3797億円とした。
用途別では、データセンター関連の通期売上高予想を前回予想から544億円引き上げ、4250億円とした。下期だけで2601億円の売上高を見込んでいて、上期比で57.7%増と、需要のさらなる拡大を予想する。
一方、スマートフォンやPCの市場環境については、従来の見通しから下方修正した。スマートフォンはミドル/ローエンドモデルを中心に需要が弱含み、2026年度の部品取り込みベースの台数を前年度比6.5%減の11億6000万台と予想。PCもメモリ半導体の供給制約による影響を見込み、同12.1%減の3億5000万台とした。
自動車については、中東情勢の影響が従来想定より限定的となったことなどから、生産台数予想を前回から約104万台引き上げた。ただし、中国や米国を中心に需要は弱含んでいて、前年度比では0.8%減の9140万台と予想している。
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