ニコン露光装置事業、26年度上期は営業利益137%増:販売やサービス売上増加
ニコンの2027年3月期上期(2026年4〜9月)決算は、売上高が3346億5800万円で前年同期比6.9%増、営業利益が89億400万円で、前年同期の48億2900万円の赤字から黒字回復を果たした。純利益が106億5800万円で同99%増だった。
ニコン精機事業は販売/サービス売上増で増収増益
ニコンは2026年11月6日、2027年3月期上期(2026年4〜9月)の決算を発表した。売上高は3346億5800万円で前年同期比6.9%増、営業利益は89億400万円で、前年同期の48億2900万円の赤字から黒字回復を果たした。純利益は106億5800万円で同99%増だった。カメラなど映像事業で販売減少しつつも、それ以外の事業が販売増加したことなどで増収、為替効果や構造改革効果などによって増益を果たしたという。
半導体露光装置を扱う精機事業の売上高は906億3500万円で前年同期比29.7%増、営業利益は72億1300万円で同137%増だった。前年の一時収益剥落があるが、フラットパネルディスプレイ(FPD)露光装置とフッ化アルゴン(ArF)ドライ露光装置の販売増、サービス売上増加によって増収増益した。
測定器や光学コンポーネント、FPDガラス基板などを手掛けるインダストリー事業の売上高は383億7700万円で前年同期比9.4%増、営業利益は75億7800万円で同52.7%増だった。光学コンポーネントや電子部品/半導体向け画像測定システムなどの販売増加が増収増益に寄与した。
カメラ不調も露光装置などは予測引き揚げ
2027年3月期通期(2026年4〜2027年3月)の業績予想の修正も発表。売上高は2026年8月時の発表から1.4%減の7220億円、営業利益は同50%増の165億円、純利益は同60%増の160億円とした。中国でのレンズ交換式デジタルカメラ需要の減退を受けて、映像事業の下期販売計画を引き下げたことが売上高の下方修正につながった。
一方、精機事業はサービス売上の増加から売上高を前回予想1%増の1900億円、営業利益を同8.3%増の130億円に引き上げた。インダストリー事業も上期の実績を反映して売上高を同横ばいの880億円、営業利益を同17.9%増の165億円に引き上げている。顕微鏡や検眼鏡などを扱うヘルスケア事業でも売上高/営業利益の引き上げを行った結果、全体営業利益の上方修正に至ったとしている。
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