ニュース
Fordとトヨタがハイブリッドシステム開発で協業、次世代テレマティクス分野の標準化も視野に:ビジネスニュース 業界動向
Ford Motorとトヨタ自動車は、小型トラックとSUV向けのハイブリッドシステムを共同開発することで基本合意した。2010年代中の実用化を目指す。
Ford Motorとトヨタ自動車は2011年8月22日、小型トラックとSUV(スポーツ多目的車)向けのハイブリッドシステムを共同開発することで合意したと発表した(図1)。正式な契約は2012年末までに結ぶ予定である。
両社が開発するハイブリッドシステムは、FR車やRR車など後輪駆動式(RWD)を採用する小型トラックとSUVに用いることを目的としている。2010年代中の実用化を目指しており、開発したハイブリッドシステムはまず小型トラックに搭載する計画だ。なお、同システムを搭載する量産車の開発は、両社がそれぞれ独自に行う。
また、両社は、次世代テレマティクス分野でも協業することを明らかにした。この協業では、テレマティクスで用いられる規格や技術の標準化が対象となるもようだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- トヨタなど13社が燃料電池車に関する共同声明を発表、2015年国内導入を目指す
自動車メーカー3社と、エネルギー事業者10社は水素関連の共同声明を発表した。4大都市圏を中心に燃料電池車を導入し、水素供給インフラの先行整備を目指す。 - 自動車4社と東京電力が電気自動車向け充電設備の標準化団体を設立
CHAdeMO協議会では、電気自動車向けの急速充電器の設置個所を増やしていくことと、充電方式の標準化を目指す。技術部会では、チャデモプロトコルの標準仕様書を策定・改訂し、同プロトコルに準拠した急速充電器の型式の認証を進める。 - SIM-Driveの電気自動車開発、第2号では化学素材や改造電気自動車に取り組む
「エンジンが無くなれば、高熱環境であるエンジンルームに配慮する必要がなくなり、新しい化学素材を利用しやすくなる。化学素材によって車体の軽量化が進めば走行距離がさらに延び、化学素材の加工のしやすさを生かせば製造コスト低減につながる。 - トヨタが選んだ、非接触充電の新技術「共鳴方式」とは何か
トヨタ自動車は、ワイヤレス充電技術(非接触充電技術)の開発を手掛けるWiTricityと提携したと発表した。