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超高精細/透けるディスプレイ/狭縁タイプ、“ポスト3D”を担う新技術は何だ!?:ディスプレイ技術 フォトギャラリー(4/5 ページ)
薄型化や大画面化、3D映像対応から4K2Kの高精細映像へ。これまでのディスプレイの技術開発に続く次の一手を、FPD Internationalの展示から読み解こう。
脈々と続く高画質/高機能への挑戦
Samsung ElectronicsのLEDバックライトテレビ。色域(Color Gamut)特性を同社従来品に比べて向上させたことが特徴。同社従来品は「NTSC 90% Plus(CIE1976)」だったのに対して、開発品は「NTSC 120% Plus(CIE1976)」に変わった。ディスプレイの厚さと縁幅は、いずれも6.8mm。
左の写真は、9.7インチ型の反射型ディスプレイ。エレクトロウェッティング方式を採用しており、消費電力が小さいことが特徴。一般的な液晶ディスプレイの10%まで削減できると説明されていた。画素数は1024×384、反射率は20%、色域はNTSC比で10%、応答時間は50ms。右の写真は、10.1インチ型のスピーカ内蔵ディスプレイ。いずれも、Samsung Electronicsが展示した。
左の写真は、高速インタフェース技術「MHL(Mobile High definition Link)」を採用したディスプレイ。モバイル機器に内蔵された1080pのハイビジョン映像を、非圧縮でディスプレイに伝送できる。右の写真は、アクティブマトリクス式有機EL(Active Matrics Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ。画素数は360×640、解像度は210ppi。赤(R)、青(B)、緑(G)だけではなく白(W)も付加している。コントラスト比は1対3万、色域はNTSC比で87%、色の階調は8ビット、応答時間は1ms以下。いずれも、Chimei Innoluxが展示した。
左の写真は、屋外のデジタルサイネージ用途を想定した47インチ型高輝度ディスプレイ。右の写真は、32インチ型の低消費電力ディスプレイ。「赤、青、緑、白」の画素構成とレンダリング技術によって、高輝度と低消費電力を両立させている。いずれも、LG Displayが展示した。
立体オブジェに映像を映し出す「光るブロック」 RGBのLEDを内蔵したブロックを組み合わせ、ブロックの色の階調を個別に制御する。玩具のブロックと同様に、任意の立体形状を組み上げることができる。コーデンシが展示した。
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