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超高精細/透けるディスプレイ/狭縁タイプ、“ポスト3D”を担う新技術は何だ!?:ディスプレイ技術 フォトギャラリー(5/5 ページ)
薄型化や大画面化、3D映像対応から4K2Kの高精細映像へ。これまでのディスプレイの技術開発に続く次の一手を、FPD Internationalの展示から読み解こう。
3D映像の進化もまだこれから
Samsung Electronicsが展示した大画面3Dテレビ。75インチ型と55インチ型、46インチ型を展示していた。46インチ型の仕様は以下の通り。フレームレートは240Hz、画素数は1920×1080、輝度は450cd/m2、コントラスト比は1対5000、応答速度は4ms以下である。
アイトラッキング方式を採用した3Dディスプレイイ 顔を上下や左右に動かしても、自然な3D映像を見られると説明していた。画素数は800×480、コントラスト比は1対900、色域はNTSC比で65%、色の階調は8ビット。Chimei Innoluxが展示した。
インテグラルイメージング方式を採用した21インチ型3Dディスプレイ 画素数は1280×800。9方向から見た情報(9視差)を表示するため、9倍のサブピクセルを使って、1つの画素を構成した。9視差の映像は、レンチキュラーシートを使って9方向に投影している。東芝が展示した。
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