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脳を光らせて働きを解明――欧州最大の独立研究機関が最新状況報告(前編):ビジネスニュース フォトギャラリー(3/6 ページ)
世界有数の研究機関として知られるベルギーのIMEC。現在もさまざまな研究プロジェクトが進行中だ。今回は、450mmウエハーへの移行計画や、魚を用いた脳の働きの研究など、いくつかのプロジェクトを、写真を交えて紹介する。
国を挙げてのIMEC支援
IMECにとって2011年のもう1つのビッグニュースは、新しい16階建てのオフィスビル(図4)の建設に着工したことだ。同ビルは500人を収容でき、新たな研究施設も有するという。
ルーヴェンのテレビ局は、このビルの着工式の際、Van den Hove氏へのインタビューを行った(図5)。着工式には、Alcatel-Lucentのベルギー支社のマネジャーなど、多くの業界関係者が出席した。
IMECは同ビルの着工式で、2010年に300mmファブを拡張した時と同様に、フランダース州政府から支援の確約を得た。ベルギーのイノベーション担当大臣であるIngrid Lieten氏は、2014年までにIMECへの投資を約2億ユーロ拡大すると約束した。政府は現在、IMECに対して年間4500万ユーロの資金援助を行っているが、これと比べると大幅な増資となる。ただし、IMECの試算によると、2015年までに450mmウェーハに対応したパイロットラインを用意するには、さらに10億ユーロが必要になるという。
着工式では、ルーヴェン市長であるLoius Tobback氏(図6)も、IMECへの支援を表明した。着工式にはパートナー企業や地元の政治家が集まり、スピーチをしたり会食したり、シャンパンで乾杯をしたりと、大いに盛り上がったようだ。
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