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タブレットの出荷数、2016年にはノートPCを上回る:ビジネスニュース 市場予測
Appleの「iPad」をはじめとするタブレット端末の出荷台数は、成熟市場でも新興市場でも、堅調に伸びると予測されている。2016年にはノートPCの出荷台数を上回る可能性がある。
米国の市場調査会社であるNPD DisplaySearchによると、2016年にタブレット端末の世界出荷台数がノートPCの出荷台数を上回る見込みだという。
ノートPCの出荷台数は、2012年には2億800万台だが、2017年には3億9300万台に増加するとみられる。またタブレット端末も、2012年の1億2100万台から、2017年には4億1600万台に達し、年平均成長率28%で伸びる見込みだという。
モバイル機器(ノートPC、ミニノートPC、タブレット端末)市場全体の世界出荷台数は、2012年には3億4700万台だが、2017年には8億900万台に達するとみられる。ただし、出荷数に占めるノートPCの割合は、2012年には60%だが、2017年には49%に縮小する見込みだ。
NPD DisplaySearchによると、成熟市場が、タブレット端末の導入の加速に中心的な役割を果たすとみられる。
ノートPCは今後、タブレット端末に対抗すべく、さらなる薄型化を進め、高解像度ディスプレイやタッチ機能を搭載する方向に進化していく見込みだ。このためNPD DisplaySearchは、ノートPCとタブレット端末との区別があいまいになっていくと予測する。
【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】
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