2012年Q2の半導体売上高、上位10社は軒並み業績不振に:ビジネスニュース 業界動向(2/2 ページ)
IHS iSuppliは、2012年第2四半期における半導体売上高のランキングを発表した。Qualcommのように売上高が大幅に増加したメーカーもあるが、上位10社のうち過半数は前年同期に比べて売上高が落ち込む結果となった。
IHSによると、日本の半導体メーカー全体では、2012年第2四半期の売上高が2012年第1四半期から7.5%減少したという。東芝やルネサス、富士通セミコンダクター、三菱電機といった主要企業の売上高が大幅にダウンしたことにより、半導体メーカー全体の売上高の低下に大きな影響を与えることとなった。
ただし、Ford氏は、「これは日本の半導体メーカーの売上高成長の典型的なパターンだ。売上高は、年度末の3月に増加し、次年度の第1四半期である4月から6月にかけて減少する。日本の半導体メーカーの売上高は、2012年第3四半期(7月〜9月)には回復するだろう」と述べた。
半導体売上高ランキングの上位10社のうち、Qualcommの2012年第2四半期の売上高は前年同期比で23.7%増となり、第2四半期として最も高い業績を計上した。これにより、同社はランキングの順位を2011年の7位から4位に上げている。Broadcomの売上高は前年同期比で10%増加し、同ランキングの10位から9位に上がった。
世界第2位の半導体メーカーであるSamsung Electronicsの2012年第2四半期における売上高は、前年同期比で5.8%増加した。IHSはその主な要因として、Samsung Electro-Mechanicsの買収を挙げている。
【翻訳:青山麻由子、平塚弥生、編集:EE Times Japan】
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