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Intel、デスクトップマザーボードの提供を終了へビジネスニュース 企業動向

Intelは、今後3年間でデスクトップマザーボード事業を縮小、マザーボードの提供を終了する計画を発表した。ただし、デスクトップPC事業には、引き続き注力するとしている。

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 Intelは、今後3年間でデスクトップマザーボード事業を縮小し、最終的にはデスクトップマザーボードの提供を終了する計画を発表した。

 Intelの広報担当は発表の中で、「マザーボード事業を縮小する代わりに、リファレンスデザインの開発やNUC(Next Unit of Computing)といったPCエコシステム向けのソリューションなど、デスクトップPCの他のエリアに注力していく」と述べている。

 同社は、CPU「Haswell」をベースにしたデスクトップマザーボードを2013年に投入する予定だが、それ以降は新たなマザーボードの開発は行わないとしている。なお、保証期間内の製品についてはサポートを続けるという。

 Intelは、デスクトップマザーボードを20年以上提供してきた。同社によると、デスクトップマザーボードの開発を担当してきたエンジニアらは、今後はデスクトップPC/ノートPCを含め、新しいフォームファクタの開発に従事することになるという。

 米市場調査会社のIHS iSuppliは2012年10月、「2012年における全世界のPC出荷台数は、過去11年間で初めて減少に転じる」と発表している(関連記事:「Windows 8」は、PC市場の救世主となるのか)。そのような中、チップベンダー各社は、PC市場以外でシェアを伸ばそうと奮闘してきた。Intelも例外ではなく、組み込みシステム、スマートフォン、その他のモバイル端末の分野で、存在感を高めようとしている。

 Intelは、「当社は、デスクトップPC関連の製品を何百種類も提供している。デスクトップPC事業自体は、今後も当社の注力分野であることに変わりはない。当社の製品ロードマップの実現や、世界中に存在する顧客のサポートを続けていくために、ASUS、GIGABYTE、MSIなど、デスクトップマザーボードのエコシステムを形成する企業に協力をお願いしたい」と述べている。

 なお、Intelは2013年1月17日に売上高の予測を発表し、「2013年はタブレット端末やUltrabook向けの製品で巻き返しを図る。当社の業績は今後、緩やかに成長する見込みだ」と語っていた(関連記事:「2013年はタブレットやUltrabookで巻き返し」――Intelの事業展望)。

【翻訳、編集:EE Times Japan】

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