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ESECで見つけた“気になる技術”(後編) ハンドルさばきの見える化に虹彩認証、電子カルテ閲覧端末ESEC2013 フォトギャラリー(1/2 ページ)

組み込みシステムの展示会「ESEC2013」を写真で振り返る。後編では、ハンドルの傾きや道路のカーブの角度まで“見える化”する車載センサーや、病院での用途を想定した、電子カルテやオンデマンド番組を見るための端末を紹介する。

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 2013年5月8〜10日に、「第16回 組込みシステム開発技術展(ESEC2013)」が東京ビッグサイトで開催された。ESEC2013で見つけた“気になる技術”を、前編に引き続き写真で紹介する。


組み込みにも、スマホ品質のハイグレードUIを


NECブースで紹介されたアマダの金属加工機械のタッチパネル式ユーザーインタフェース(UI)。NEC製スマートフォンやタブレット端末のUIデザインを担当するNECデザイン&プロモーションなどパートナーとして開発を支援した。UI専門のデザイナーが手掛けただけあって、一見、工作機械とは思えないオシャレなデザインに仕上がっている。見た目だけでなく、NECが長く培ってきた「ユーザー中心設計」(UCD)というUI設計概念に基づいて開発されていて、視認性、操作性というUI本来の機能を兼ね備えている。「開発費用は多少、高くなるかもしれないが、開発費以上に価値のある機器の差異化要因を作ることができるはず。今後、タッチパネルのUIが普及してきた組み込み業界に、UCDによるデザインを積極的に提案していく」(説明員)という(クリックで拡大)。

病院のベッドに1台、電子カルテの閲覧に


台湾のメーカーAvalue Technologyが開発したベッドサイド端末「AID-173SHR」。この端末を利用することで、医療スタッフは電子カルテなどの医療情報にアクセスできたり、患者はビデオオンデマンドやゲームなどを楽しむことができる。端末にはRFIDリーダーやスマートカードリーダーなどが搭載されており、カルテや薬のRFIDタグを読み取ることができる。この端末を導入して患者にコンテンツを配信することで、病院が新たな収入源を確保できる可能性もある(クリックで拡大)。

セキュリティシステム構築も、より安全に、より簡易に


ワールド富士のブースで展示されていたのは監視カメラシステムの「オールインワンパッケージ」。カメラとレコーダを組み合わせて最適な防犯環境を低コストで構築できる。Appleの「iPad」などのタブレット端末と連動させればリアルタイムで監視でき、日付指定でデータを取り出すことも可能だという(クリックで拡大)。

グレープシステムのブースに展示されていたのは、虹彩認証システム「IRIBIO IrisKey」。Android端末のロック解除を虹彩認証によって行うデモンストレーションが行われていた。虹彩認証は、現在使われている生体認証(指紋や静脈など)よりも不変性、耐偽造性、安定性などの点で優れているため、近年注目が集まっているという。開発元はクリテックジャパンである(クリックで拡大)。

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