ニュース
STBをホームゲートウェイ代わりに、GreenPeakがデモを披露:ワイヤレスジャパン 2013
GreenPeak Technologiesは、ホームゲートウェイの代わりにセットトップボックス(STB)を使って、スマートハウス向けネットワークを構築するアイデアを提案した。
セットトップボックス(STB)やリモコン向けのRF通信用ICを手掛けるGreenPeak Technologiesは「ワイヤレスジャパン2013」(2013年5月29〜31日、東京ビッグサイト)において、STBをホームゲートウェイ代わりに使用して、スマートハウス向けのネットワークを構築するデモンストレーションを行った。
ドアの開閉を検知するセンサーなど、宅内に設置したセンサーからの情報をZigBee Proを介してSTBに送信すると、STBはそれらの情報をクラウドにアップロードする。スマートフォンやタブレット端末でそのクラウドにアクセスすれば、ドアの開閉や照明の点灯/消灯などを確認できる。
GreenPeak Technologiesの担当者は、「センサーの情報を、ホームゲートウェイではなくSTBに集約している点が画期的だと考えている。一人暮らしの高齢者の見守りなどの用途を想定している。ケーブルテレビ局にとって、新たな収入源を獲得する方法になるのではないか」と提案する。
GreenPeak Technologiesは、STB/リモコン向けのICを、ワールドワイドで月200万個出荷している。現在は米国への出荷が多いが、今後は日本をはじめ、台湾、韓国などのアジア市場にも力を入れていくという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 次世代住宅に向けた技術が集結、横浜スマートコミュニティがモデルハウスを落成
横浜スマートコミュニティは、次世代住宅に向けた技術の開発、実証の場として「スマートセル」と呼ぶモデルハウスを落成した。最新のエネルギー制御システムなども導入され、未来の住宅を垣間見ることができる。 - 高床式の未来型スマートハウスが登場、電力は「リーフ」が供給
日産自動車は、「CEATEC JAPAN 2011」において、高床式の未来型スマートハウス「NSH-2012」で消費する電力を、電気自動車「リーフ」から供給するデモンストレーションを行っている。その中核を担う電力制御装置は2011年度末までに市場投入される見通し。 - 「スマートハウス向け機器開発をいち早く」、HEMS用ゲートウェイが発売へ
サーコム・ジャパンは、2012年7月25日に本格的に開放される920MHz帯に対応したHEMS用ゲートウェイの受注を7月25日に開始する。2012年4月に規格適合性認証の受付がスタートしたばかりのECHONET Liteプロファイルにも対応した。