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ドコモの“見えるインフォ”、指紋認証で支払い、指でなぞってスクラップ……写真で振り返るCEATECCEATEC 2013 フォトギャラリー(3/3 ページ)

2013年10月1〜5日に幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2013」。指紋/静脈認証で代金を支払う「バイオマネー」、座れば体重や血圧、脈拍などを測定してくれる近未来的なイス、NTTドコモの「インテリジェントグラス」、シャープのフレームレスIGZOディスプレイなど、記事には掲載していない展示をフォトギャラリーとして紹介する。

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GPSなしでも50cmの高さの変化を検知可能

 アルプス電気は、ウェアラブル機器向けに2つの提案を実施した。1つは、GPSなど人工衛星を使用した測位システムが使用できない屋内でも、位置を正確に把握するための腕時計型センサー端末だ。同センサー端末には、アルプス電気が開発した地磁気センサーと角速度センサー、気圧センサーと3つの小型センサーデバイスを搭載。気圧センサーは階段およそ2段分に相当する50cm程度の高さの変化も検出できるなど、GPSなしに自分の居場所を正確に把握できるアプリケーションを実現できる。アルプス電気では、「大型ショッピングセンターで客に居場所を案内し、近くのお店の情報を配信するような端末なども実現可能。スマートフォンにセンサーを搭載すれば、スマホでも同様のアプリが実現できる」とし、幅広く提案していく方針。

左=地磁気センサーと角速度センサー、気圧センサーと3つの小型センサーデバイスを搭載した腕時計型の端末。右=タブレット端末と連動させて、腕時計を装着した人の居場所を表示させるアプリを試作し、デモを行った(クリックで拡大)

 もう1つは、スマートウオッチなどに向けて、曲面形状や凹凸形状にも対応する3次元形状静電容量式タッチセンサーを提案した。現在、製品化されつつあるスマートウオッチの多くは、ユーザーインタフェース(UI)に曲げられないタッチパネルなどを採用しているため、ディスプレイ部は平面になっている。「3次元形状静電容量式タッチセンサーであれば、腕の形状に応じた曲線的なデザインのディスプレイでも対応可能。腕時計以外にも、カラダへのフィット感が重視される各種ウェアラブル機器のUIとして最適」とする。なお、アルプス電気では、ウェアラブル機器以外にも、3次元形状静電容量式タッチセンサーの利点を生かし、ポータブルゲーム機の表面を全てタッチセンサーで覆った『メカスイッチレスゲーム機』などの提案も行った。

左=3次元形状静電容量式タッチセンサーを使ったスマートウオッチのデモ機。液晶ディスプレイの上だけでなく、ディスプレイ周囲や時計のフチ部分もセンサー領域でさまざまな入力操作ができる。右=3次元形状静電容量式タッチセンサーのポータブルゲーム機器向け応用なども提案。凹面も含め、一体的にタッチセンサーを形成できるため、消耗しやすい機械式ボタンをなくしたゲーム機のUIも実現できるという(クリックで拡大)

「GALAXY Gear」

 NTTドコモのブースでは、2013年9月25日に販売が開始されたSamsung Electronicsのスマートウオッチ「GALAXY Gear」を展示していた。日本では10月に発売される予定である。

無料通話/メールアプリ「LINE(ライン)」の“スタンプ”なども送信できる(クリックで拡大)
CEATEC JAPAN 2013特集

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