IoT時代に備える、簡単な無線接続をかなえる11の機器（後編）：無線通信技術（5/6 ページ）

前編に続き、簡単な無線接続を提供するツールを紹介する。「Cortex-M3」を搭載したボードや、SDカード状のWi-Fiモジュールなどが登場する。

[Cabe Atwell，EE Times]

【10】BERG Cloud

　BERGが提供する「BERG Cloud」開発ボードは、DIY愛好家をターゲットとしたデバイスだ。ハードウェアにWeb API機能を搭載することができる。現在人気が高まっているArduinoやRaspberry Piなどのボードコンピュータと連携させることも可能だ。

　BERG Cloudは、開発ボード上でシールドとしての役割を担う。また、mbedをサポートしているため、Arduinoと同様にC++言語を使った開発が可能だ。一方、Raspberry Piのユーザーは、Pythonを使用して製品のプロトタイピングを行うことになる。

　BERG Cloudは、プロトタイピングを簡単に実行することができる。コマンドやイベントをJSON形式で伝送し、バックエンドのWebサイトで制御することによって通信を行う。このため最終製品として、プロトタイピングに最適な低帯域幅かつ低消費電力のプラットフォームを実現することができる。