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「Xbox One」を分解:製品解剖(5/5 ページ)
2013年11月に発売されたマイクロソフトの最新ゲーム機「Xbox One」。ほぼ同時期に発売されたソニーの「プレイステーション4(PS4)」と何かと比較されることが多いXbox Oneだが、メモリなど、PS4にやや劣る部分もあるようだ。
通常、コントローラに搭載されるチップの数は少ない。Xbox Oneは個別のサブボード上に、Freescale Semiconductor製の超低消費電力のマイクロコントローラ「SCKL26Z128LL4 Kinetis」、32ビットのCortex M0+コア、128kバイトの組み込みフラッシュメモリの他、マイクロソフト製のカスタムメイドのWi-Fiチップ「X872519」を搭載している。
なお、Chipworksによる分解の詳細なリポートはこちらから見ることができる。ChipworksはIP(Intellectual Property)コンサルティング向けにIC分析を実施している。Dick James氏とChristopher Young氏が今回の分解を担当した。
【翻訳:青山麻由子、滝本麻貴、編集:EE Times Japan】
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