ソニーのメガネ型端末やGoogle Glassが勢ぞろい、米のウェアラブル機器展示会リポート:センシング技術(2/3 ページ)
ウェアラブル機器の開発者向け展示会「Wearables DevCon」が、米国で開催された。ソニーのメガネ型ウェアラブルコンピュータ「SmartEyeglass」をはじめ、「Google Glass」など話題のウェアラブル端末が勢ぞろいしたようだ。
「Google Glass」向けSDKがまもなく登場
Wearables DevConでは、「Google Glass」用のさまざまなアプリケーションが発表された。数多くのセッションが行われ、Google Glassをユビキタス化していくための方法や、アプリ開発メーカーを成功に導き、セキュリティを確立するための手法などについて焦点が当てられた。またGoogleは、2014年3月7〜11日に米国テキサス州オースティンで開催された「SXSW(The first South by Southwest Music Conference and Festival)」において、今後2週間以内に、開発者向けに新しいSDK(ソフトウェア開発キット)を提供する予定であることを明らかにしている。
SDKは、Androidがベースになる。Google Glassの開発者版は現在1500米ドルだが、価格を下げたバージョンが2014年内にも発表されるとみられている。
手のひらサイズのモーショントラッキング機器
Xensrが披露したウェアラブルな3Dモーショントラッキング「Xensr+」は、手のひらに収まるほど小型の機器だ。他の機器に組み込むこともできる。スポーツや医療分野での用途が想定されている。
Xensr+は、2つのGPS衛星を用いることにより、周波数400Hzにおいて誤差範囲が3mmという精度で3D位置データを記録することができる。ロフトセンサーも備えるため、ユーザーが地面や雪、水などに接触するような状況でも追跡が可能だ。1回の充電で7〜9時間の動作が可能だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.