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IBMの歴史フォトギャラリー 技術革新にみる(3/4 ページ)

チーズスライサーや計算機を扱っていたIBMは、コンピュータ/PC市場に参入し、「帝国」と呼ばれるまでに成長した。今でこそ大規模な人員削減を行っている同社だが、コンピュータ業界における軌跡は、“帝国”と呼ばれるにふさわしい。

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1950年代

 1950年代、IBMはもう1つの技術革新を経験した。1952年に、IBM初の商用コンピュータ「IBM 701」が発表されたのである。IBM 701は真空管方式だったが、1950年代末には、トランジスタが真空管にとって代わるようになる。その後IBMは、トランジスタのメインフレームを持つ「IBM 7090」を発表。7090は、1分間に22万9000の計算を行うことができた。


出典:IBM

1952年当時のIBMの規模:従業員数4万1458人、売上高4億1200万米ドル、純利益4億1200万米ドル


1960年代

 1964年、IBMは「System/360」を発表した。メインフレームコンピュータのシリーズである。50億米ドルという破格の開発費を投じ、当時は“IBM創設以来、最も巨額で、最もリスクの大きい製品だ”と言われた。


出典:米コンピュータ博物館

1964年当時のIBMの規模:従業員数14万9834人、売上高32億3000万米ドル、純利益4億3100万米ドル


1970年代

 IBMは1974年、SNA(Systems Network Architecture)を開発した。コンピュータを接続するためのネットワークである。以後20年もの間、SNAはデータ処理において最も使われるシステムとなった。1975年には、デスクトップコンピュータ「IBM 5100ポータブルコンピュータ」が発表される。重さは約25kg。価格は9000〜2万米ドルであった。


出典:Cisco Systems

1974年当時のIBMの規模:従業員数29万2350人、売上高126億7000万米ドル、純利益18億3000万米ドル


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