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クランプ型電流センサーを投入、スリムタイプ分電盤にも対応TECHNO-FRONTIER 2014

NECトーキンは、「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)において、クランプ型および貫通型の電流センサーを展示した。

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 NECトーキンは、「TECHNO-FRONTIER 2014」(テクノフロンティア/2014年7月23〜25日、東京ビッグサイト)において、クランプ型および貫通型の電流センサーを展示した。電力使用量の可視化や、節電のために機器制御を行うエネルギー管理システム(EMS)などにおける電流測定の用途に向ける。

 クランプ型/貫通型電流センサーは、分電盤内部のブレーカーに接続された電源ケーブルに取り付けて、流れる電流によって発生する磁界を計測し、間接的に電流を測定するためのセンサーである。貫通型はブレーカー設置時に取り付ける必要があるが、クランプ型は必要な時に、測定したい場所に後付けすることが可能である。

 今回展示した「C/CT-1216」は、「当社では初めてとなるクランプ型電流センサー」(説明員)と話す。新設計の構造とすることで、比誤差は±1.0%で従来に比べて半分と小さい。また、自社製のコアを採用することでフラットな温度特性を実現しているという。これによって、動作温度範囲は−20〜60℃、保存温度範囲は−20〜80℃に対応することができる。小型・薄型化も図った。外形寸法は36.7×43mm、厚み23mmで、スリムタイプ分電盤への取り付けも容易となった。適用電流は0.1〜120Arms、出力電圧(参考)は1000±20mVである。「今後は200A/300Aに対応できる製品も用意していきたい」(説明員)という。


分電盤内部に取り付けた貫通型/クランプ型電流センサーの一例

 貫通型電流センサー「CT-0507」の製品仕様(参考)は、適用電流が0.1〜50Armsで、出力電圧は225±5mV、比誤差は±1.5である。動作温度範囲は−20〜60℃、保存温度範囲は−20〜80℃で、クランプ型と同じ仕様となっている。


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