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タブレット向けプロセッサシェア、インテルが2位に躍進ビジネスニュース 業界動向

モバイル端末向けチップの事業に注力してきたIntel。ようやく成果が出始めたようで、タブレット端末向けのアプリケーションプロセッサ市場で、Appleに次ぐ2位のシェアを獲得した。

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 Intelは、2014年第2四半期のタブレット端末向けアプリケーションプロセッサ市場で、Appleに次ぐ第2位に躍進した。米国の市場調査会社であるStrategy Analyticsは、「同社がモバイル端末向けプロセッサのデザインウィン獲得に尽力してきた成果だ」と述べている(関連記事:「インテルはモバイル市場から撤退すべき」、アナリストが指摘)。

 2014年第2四半期のタブレット端末向けアプリケーションプロセッサの世界市場は、2013年第2四半期から23%増となる9億4500万米ドルに達したという。ちなみに、スマートフォン向けアプリケーションプロセッサ市場は、22%増の52億米ドルだった。

 Appleは、タブレット端末向けアプリケーションプロセッサ市場で26%のシェアを占め、首位を維持した。2位のIntelは19%、3位のQualcommは17%のシェアを獲得した。MediaTekとSamsung Electronicsがこれに続く。Appleの「iPad」以外のタブレットコンピュータ市場では、Intelが首位に輝いた。ただし、Strategy Analyticsは、「このポジションを維持するのは難しい。同市場の上位6位には、毎回同じ顔ぶれが並んでいる」と指摘している。

 Strategy Analyticsでシニアアナリストを務めるSravan Kundojjala氏は、プレスリリースの中で、「Apple以外のタブレット向けアプリケーションプロセッサ市場では、順位の変動が激しい。2014年第2四半期に、Appleに次ぐ位置を手にしたのはIntelだった」と述べている。Intelは、2014年のタブレット向けアプリケーションプロセッサの出荷目標を4000万台に設定しているが、この目標を達成できそうな見通しだ。

 ただし、競争が激しいことに変わりはない。Strategy Analyticsのハンドセットコンポーネントテクノロジサービス部門でディレクタを務めるStuart Robinson 氏は、「HiSilicon Technologies、Marvell Technology、MediaTek、NVIDIA、Qualcommも、タブレット端末向けアプリケーションプロセッサ市場で出荷台数を大きく伸ばしている。特にNVIDIAは、ゲームタブレット『SHIELD』と64ビットのモバイルプロセッサ『Tegra K1』で、2014年後半の注目を集めている」と述べている(関連記事:アウディの自動運転車、最終的にはTegra K1他3つのプロセッサを搭載か)。

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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