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自宅で噴水ショー! 親子で“シンクロ”ドライビング! 「ルネサスナイト」からヒット商品は生まれるか:“お手軽”電子工作をビジネスへ(4/4 ページ)
Makers(メイカーズ)を支援するプロジェクト「がじぇっとるねさす(通称:がじぇるね)」を積極的に進めるルネサス エレクトロニクス。Makersが同社の手軽な電子工作ボードを使って開発した作品を発表するイベント「ルネサスナイト6」では、次世代の多機能ペンライト、メッセージを送れるLED懐中電灯、子どもでも“なんちゃってドライビング”が楽しめるシステムなど、オリジナリティにあふれる作品が続々登場した。
気になる審査結果は……?
さて、15組の発表が無事に終わり、気になる審査結果はというと……?
第1位:シンクロナイズドドライビング
第2位:きらきライト
第3位:乾電池型アダプタ
となった。
おめでとうございます!!
左から、きらきライトを開発した飯島氏、シンクロナイズドドライビングを手掛けた小林ななさん、アレックスのCEO 辻野晃一郎氏。乾電池型アダプタを発表した郡司氏は、何と既に帰った後だった……。LED懐中電灯で「スグモドレ」とモールス信号を送りたかった
入賞した3作品は、2015年3月にクラウドファンド(COUNTDOWN)へ出品することを目指す。大ヒット商品の誕生を期待したい。
楽しさがモノづくりの原点
アレックスCEOの辻野晃一郎氏は総評として、「皆さんがとても楽しそうだったのを見て、“楽しい”というのがモノづくりの原点だと再認識した」と語り、日本のモノづくり産業が元気がないといわれる中、「欲しいから作る」という本来のモノづくりを楽しむMakersが、自分たちのアイデアをビジネスにつなげられるようサポートしていくと強調した。
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