Bluetooth対応機器が花盛り、CESで見た注目製品:2015 CES(2/3 ページ)
ラスベガスで開催中の「2015 International CES」では、数多くのBluetooth対応機器が展示されている。その中のいくつかを紹介しよう。
体温を測れるおしゃぶり
Blue Maestroの「Pacif-i」は、赤ちゃんの体温と居場所をトラッキングするおしゃぶりだ。アプリは、赤ちゃんの体温を確認する時間や、薬を与える時間などを知らせてくれる。
Pacif-iは、2015年2月に発売される予定だ。価格は38米ドル。電池で動作し、電池寿命は1年間である。Nordic SemiconductorのBluetooth通信チップが採用されている。
脳振とうを防ぐ、センサーを搭載したマウスピース
スポーツ分野では、選手がタックルされたり転倒したりすることで受ける衝撃をモニタリングする機器が登場している。こうした衝撃が、脳振とうにつながり、危険視されているからだ。Force Impact Technologiesの「FITGuard」は、マウスピース(マウスガード)を使って、口の中から衝撃をモニタリングする。
マウスピースには、Analog Devicesの加速度センサー「ADXL377」、Maxim Integratedの3軸角速度センサー「MAX21000」、Texas Instruments(TI)のBluetooth Low Energy向けのSoC「CC2541」、ソウル半導体のLEDを搭載している。センサーをマウスピースに取り付けることで、脳により近い位置で衝撃をモニタリングすることが可能だ。衝撃がある程度のレベルに達すると、LEDが点灯するようになっている。
Force Impact Technologiesは、さまざまなスポーツにおける衝撃のデータを蓄積することで、ケガとの関係性について理解を深めるきっかけにしたいと考えている。マウスピースは、市販の製品を利用できる他、歯科医院でカスタマイズもできる。2015年9月に、100米ドルで販売を開始する予定だ。
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