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タッチパネル搭載オシロ、トリガも指で波形を囲むだけ!:テスト/計測(2/2 ページ)
キーサイト・テクノロジーの最新オシロスコープはタッチパネルを搭載し、毎秒100万回の波形更新速度を実現している。特にトリガ機能が大幅に簡素化されていて、指で信号波形を囲むだけで、トリガがかかるようになっている。
ひと通りの製品ラインアップが完成
3000T Xシリーズの投入で、InfiniiVisionシリーズとしては、小型で15万円台から購入できる手ごろな「InfiniiVision 2000 Xシリーズ」と、最大帯域幅1.5GHzを備える「InfiniiVision 4000 Xシリーズ」の間を補う機種ができたことになる。「3000T Xシリーズが狙うゾーンが、オシロとしては普及価格帯で、最も台数が出るところ。同製品を発表することで、InfiniiVisionの“ミッシングピース(欠けていた箇所)”が埋まることになる」(キーサイト)。
InfiniiVisionシリーズのラインアップ。2000 Xシリーズ以外は、タッチパネルとゾーン・タッチ・トリガを備えている。「6 in 1」とは、オシロスコープ以外に20MHzの任意波形発生器、8桁の周波数カウンタ、3桁のデジタルマルチメーター(DMM)、プロトコル解析、ロジック解析の計6つの機能を搭載しているという意味である(クリックで拡大)
製品型番 | 帯域幅 | チャネル数 | 価格 |
---|---|---|---|
DSOX3012T | 100 MHz | 2個のアナログ | \429,387 |
DSOX3014T | 100 MHz | 4個のアナログ | \511,431 |
DSOX3022T | 200 MHz | 2個のアナログ | \511,431 |
DSOX3024T | 200 MHz | 4個のアナログ | \570,402 |
DSOX3032T | 350 MHz | 2個のアナログ | \884,429 |
DSOX3034T | 350 MHz | 4個のアナログ | \1,063,868 |
DSOX3052T | 500 MHz | 2個のアナログ | \1,121,549 |
DSOX3054T | 500 MHz | 4個のアナログ | \1,436,005 |
DSOX3102T | 1 GHz | 2個のアナログ | \1,346,246 |
DSOX3104T | 1 GHz | 4個のアナログ | \1,782,182 |
MSOX3012T | 100 MHz | 2個のアナログ+16個のデジタル | \621,654 |
MSOX3014T | 100 MHz | 4個のアナログ+16個のデジタル | \703,698 |
MSOX3022T | 200 MHz | 2個のアナログ+16個のデジタル | \703,698 |
MSOX3024T | 200 MHz | 4個のアナログ+16個のデジタル | \762,668 |
MSOX3032T | 350 MHz | 2個のアナログ+16個のデジタル | \1,076,695 |
MSOX3034T | 350 MHz | 4個のアナログ+16個のデジタル | \1,256,135 |
MSOX3052T | 500 MHz | 2個のアナログ+16個のデジタル | \1,313,815 |
MSOX3054T | 500 MHz | 4個のアナログ+16個のデジタル | \1,628,325 |
MSOX3102T | 1 GHz | 2個のアナログ+16個のデジタル | \1,538,567 |
MSOX3104T | 1 GHz | 4個のアナログ+16個のデジタル | \1,974,503 |
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