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450mmウエハーへの移行、多くのメーカーは消極的?2015年の半導体業界予測(4)(2/2 ページ)

今後数年間、5〜6%の成長率で伸びると見られる半導体市場。けん引するのはコンピュータと通信向けチップだ。大口径ウエハーへの移行については、専門家は「多くのメーカーが消極的だ」としている。

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通信チップが堅調な伸び

 チップの売り上げを用途別でみると、2014年は、スマートフォンの普及により、通信チップが初めて最多となった。McClean氏によれば、2014年におけるスマートフォンの販売台数は約15億台に上るという。「コンピュータと通信向けのチップが堅調に伸びていることが、半導体チップ市場の成長を支えている」(McClean氏)。

 一方で同氏は、「車載市場は、今最も伸びている市場ともいえるが、2019年でさえも、用途別でみれば全体の10%にも満たず、半導体チップ市場をけん引する要因とはならないだろう」と指摘している。

 McClean氏は、今後数年間の半導体業界の成長率を5〜6%と予測している。

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2013〜2015年における、アナログ、ロジック、メモリ、およびIC全体の市場成長率(クリックで拡大) 出典:IC Insights
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2013〜2015年における、四半期ごとの半導体世界市場予測(クリックで拡大) 出典:IC Insights

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