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2018年度に向け1兆円規模の戦略投資を実行、M&Aも視野に――パナソニックビジネスニュース 企業動向(2/3 ページ)

パナソニックは、2018年度に売上高10兆円の達成に向けて、その道筋を明確にするとともに、通常の投資とは別にM&Aを含め4年間で1兆円規模の戦略投資を実行する考えだ。

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「売上高10兆円に近づいてきた」

 同社は2018年度に売上高10兆円の達成を掲げているが、そのための道筋として2016年度に8兆4000億円、2017年度に9兆1000億円と、具体的な売り上げ目標を設定した。その理由として津賀氏は、「1年1年が勝負となる。それぞれの目標を達成していかないと、10兆円の実現もあり得ない。既に取り組むべき課題が明確になっているので、売上高10兆円に近づいてきたと感じている」と述べた。また、主な事業分野と重点市場についても触れた。車載事業とB2Bソリューション事業では、それぞれ日本市場と欧米市場に注力するなど、6つの事業/市場を戦略投資の対象として挙げた。

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2018年度の売上高10兆円に向けた事業計画。上図は年度別計画、下図は地域別計画で、赤枠で囲まれた6つの領域に対しては戦略的に投資していく (クリックで拡大) 出典:パナソニック

 住宅事業は2015年度に売上高1兆4000億円を計画、2018年度には2兆円を目指す。特に、エイジフリー事業ではショートステイ付き介護サービスの拠点を全国に展開する。リフォーム事業ではショールームを拡充することで顧客との接点を強化する。さらに、台湾やASEANにおいて住宅事業を本格展開する計画である。

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住宅事業の成長戦略(上)と2015年度の取り組み (クリックで拡大) 出典:パナソニック

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