インターネットの明日を詰め込んだ大型トレーラー「IoT Truck」(前編):フリースケール開発者会議(FTF)レポート(5)(1/2 ページ)
今回は、IoT(モノのインターネット)向けのさまざまな技術を紹介したい。「FTF 2015」では、販促用大型トレーラー「IoT Truck(IoTトラック)」を用意。スマートフォンから住宅のコンセントや照明、空調などを制御する技術や、乳児の健康状態を常時モニターするタグ、無線通信機能を備えた腕時計型の万歩計など、“インターネットの明日”を実現する技術を、トラックの中で展示した。
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IoT Truckを解説する報道機関向けツアーを開催
本リポートの第3回では、2015年6月23日のキーノート講演から販促用大型トレーラー「IoT Truck(IoTトラック)」の内容をごく一部だけ、ご紹介した。
キーノート講演翌日の6月24日には、「IoT(Internet of Tomorrow)トラック」の内部を説明する、1時間ほどの報道機関向けツアーが実施された。このツアーではIoTトラックの内容をかなり詳しく説明してくれたので、その概要を報告する。
IoTトラックは40トン級の大型トレーラーで、内部は2階建てになっている。1階が展示室、2階が研修室である。トレーラーの屋上は安全柵で囲われたラウンジスペースとなっていた。
スマートフォンから住宅のコンセントや照明、空調などを制御
1階の展示室は、テーマ別に展示品をレイアウトしてある。テーマは以下の通り。
- スマート・ホームとスマート・ビルディング(Smart Home & Building)
- フィットネス、ウェアラブル、メディカル(Fitness Wearables and Medical)
- 先進運転システム(Advanced Driving Systems)
- スマート・シティとスマート・エネルギー(Smart Cities & Energy)
- イノベーション・スペース(Innovation Space)
ここからは上記のテーマ順に、主な展示品を紹介していこう。最初は「(1)スマート・ホームとスマート・ビルディング(Smart Home & Building)」に関する展示コーナーである。このコーナーでは、感電しないコンセントや無線通信機能を備えたプラグ、無線でリモート制御する照明、無線で空調機器をリモート制御するサーモスタット、無線通信機能を備えた煙・一酸化炭素検知器、ペット(イヌ)の運動をモニターする首輪型タグなどが実物展示されていた。
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