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インターネットの明日を詰め込んだ大型トレーラー「IoT Truck」(後編):フリースケール開発者会議(FTF)レポート(6)(1/3 ページ)
今回は、先進運転システムやスマート・シティ向けのIoT技術の他、ベンチャー企業が開発したバッテリ内蔵リュックサックや、スマートフォンに取り付ける赤外線カメラが展示された。別のコーナーでは、RFパワートランジスタを採用した電子レンジや、生ビールの残量をモニタリングするプレートなど、ちょっと変わった開発品も並んだ。
クルマの計器パネルに入力デバイスを組み込む
前回は、Freescaleが製作した販促用大型トレーラー「IoTトラック」の内容を紹介した。「IoTトラック」の展示物は、以下のようなテーマに分かれている。
- スマート・ホームとスマート・ビルディング(Smart Home & Building)
- フィットネス、ウエアラブル、メディカル(Fitness Wearables and Medical)
- 先進運転システム(Advanced Driving Systems)
- スマート・シティとスマート・エネルギー(Smart Cities & Energy)
- イノベーション・スペース(Innovation Space)
この中で前回は、「(1)スマート・ホームとスマート・ビルディング」と「(2)フィットネス、ウエアラブル、メディカル」の展示概要を報告した。今回は、「(3)先進運転システム」以降の展示概要を紹介する。
「(3)先進運転システム」のコーナーでは、入力デバイス(ゲームコントローラに類似)を搭載したインストルメントパネル、車載オーディオビデオ・システムの操作パネル、セキュアな自動車内無線ネットワークの開発ボード、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)用センサーノードなどを展示していた。
左=セキュアな自動車内無線ネットワーク(Wi-Fi)の開発ボード / 右=タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)用センサーノード。空気入れのバルブを兼ねる。サブGHzの無線によって空気圧センサーのデータを送信する。2015年6月24日に撮影(クリックで拡大)
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