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アナログ・デバイセズ、Q3売上高が過去最高:好調な業績は2015年8〜10月期も続く!
アナログ・デバイセズの2015年第3四半期(5〜7月)売上高は、8億6300万米ドルで過去最高となった。業績は今後も引き続き堅調に推移する見通しで、同第4四半期(8〜10月)は8億8000万〜9億4000万米ドルの売上高を見込む。
アナログ・デバイセズは2015年8月、2015年第3四半期(5〜7月)業績を発表した。売上高は前年同期に比べて19%増の8億6300万米ドルで、過去最高となった。業績は今後も引き続き堅調に推移する見通しで、同第4四半期(8〜10月)は8億8000万〜9億4000万米ドルの売上高を見込む。
2015年第3四半期の売上高は、2015年第2四半期(2〜4月)に比べて5%の増加となった。利益も期初見通しの上限に近い数値になるなど、堅調に推移した。この結果、売上高総利益率はGAAPベースで65.9%(非GAAPベースは66.1%)となった。営業利益率もGAAPベースで30.7%(非GAAPベースでは34.2%)を達成した。
同社の社長兼CEO(最高経営責任者)を務めるVincent Roche氏は、「多彩なアプリケーションや市場において、リアルな世界とデジタルの世界をつなぐ継続的なイノベーションに注力してきた。これらの取り組みによって、売上高、利益とも確実な成長を遂げることができた」と、コメントした。
Roche氏は、「今後も安定した受注率に加えて、出荷受注率は上向き傾向にある」とし、同第4四半期の売上高も引き続き拡大すると見込んでいる。売上高見込み8億8000万〜9億4000万米ドルに対して、売上高総利益率は約65.5%を予定している。
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