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デザイン性と機能を両立させたスマートグラス:村田製作所と「めがねのまち」鯖江市が試作
村田製作所は、福井県鯖江市と共同でスマートグラスのコンセプトモデルを試作したと発表した。
村田製作所は2015年9月30日、福井県鯖江市と共同でスマートグラスのコンセプトモデル「Cool Design Smart Glass」を試作したと発表した。
村田製作所は、ウェアラブル端末のHMI(Human Machine Interface)向けのスイッチモジュール「micro PS」の開発を進めている。micro PSは、回転・プッシュスイッチ機能を3.2×3.4×2.3mmの大きさにパッケージングしたスイッチモジュール。
Cool Design Smart Glassのテンプル部(耳に掛ける部分)にmicro PSを搭載することで、レンズ部のARディスプレイやスマートフォンなどの接続機器を容易に操作することができる。これにより、テレビのON/OFF、チャンネルの変更や扇風機の強弱の変更などが可能になる。
福井県鯖江市は、「めがねのまち さばえ」を掲げ、隣接地域を含めた市域で国内の眼鏡フレーム生産の90%以上を占めるなど眼鏡の産地である*)。Cool Design Smart Glassは、鯖江市のデザインと製造技術により、スマートグラスの機能を持ちつつ、従来の眼鏡と変わらないデザイン性と掛け心地を実現したという。
*)関連記事:顔検出を防ぐ眼鏡、地域に根差す企業で商品化へ
なお、村田製作所は、2015年10月7〜10日に開催される「CEATEC JAPAN 2015」で、Cool Design Smart Glassとスマートフォンを連携したデモを行うとしている。
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