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ペロブスカイト太陽電池、効率と信頼性を向上:低コストの太陽電池、実用化に一歩近づく(2/2 ページ)
物質・材料研究機構(NIMS)太陽光発電材料ユニットの韓礼元ユニット長らの研究グループは、ペロブスカイト太陽電池で高い発光効率と信頼性を両立する技術を開発した。
1cm角の試作セルで効率16%を確認
研究チームは今回、面積が約1cm角のペロブスカイト太陽電池セルを試作し、変換効率を測定したところ16%が得られたという。信頼性も大幅に改善した。実用化の目安となる光強度1sunの太陽光で1000 時間の連続照射を行った場合でも、変換効率の低下は10%以内に抑えられることが分かった。
界面を最適制御し、より高性能に
研究チームは、今回の成果を基に、更なる高性能材料の開発を続けていくとともに、ペロブスカイト太陽電池における各層間の界面を最適に制御することで、より高性能化を目指していく考えである。
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