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ザイン、電源モジュール市場に参入:人工知能用プロセッサや画像処理用FPGA向け
ザインエレクトロニクスは、電源モジュール市場に進出する。第1弾として、人工知能用プロセッサや画像処理用FPGAなどに向けた高速応答/高効率の電源モジュールを開発した。2016年第1四半期(1〜3月)よりサンプル出荷を始める。
2016年1〜3月中に第1弾製品をサンプル出荷へ
ザインエレクトロニクスは2016年1月、電源モジュール市場に進出すると発表した。第1弾として、人工知能用プロセッサや画像処理用FPGAなどに向けた高速応答で高効率の電源モジュールを開発した。2016年第1四半期(1〜3月)よりサンプル出荷を始める予定だ。
インダクタ、センス抵抗など内蔵
開発した電源モジュールは、電源制御ICやパワーMOSFET、インダクタおよびセンス抵抗を1つのパッケージに集積している。これにより、外付け部品の点数を削減することが可能となり、回路基板の面積も節減できるという。
電源制御ICには、同社独自のスイッチングレギュレータ技術である「Transphase」を搭載している。大きな負荷変動に対して高速な過渡応答を実現した。ソフトスタート機能も備えており、負荷変動に対して常に一定の勾配で電圧を出力することが可能である。これらの特長により、平滑コンデンサの容量削減による部品コストの削減、電圧変動に起因する誤動作やデバイス破壊などのリスク軽減を可能とした。
新たに開発した電源モジュールは、ビッグデータ解析やIoT(モノのインターネット)システムを構築する装置などに搭載される高性能プロセッサ、FPGA、ASIC、DSPなどへの電源供給に適した仕様だという。
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