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CEATEC、2016年は「CPS/IoT展示会」として開催へIT/エレクトロニクス総合展から模様替え

これまでIT・エレクトロニクス総合展として開催されてきた「CEATEC JAPAN」(シーテックジャパン)が、2016年開催から「CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会」として実施されることになった。また会期も平日4日間に変更される。

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土曜日開催も取りやめへ

 CEATEC JAPAN実施協議会は2016年1月27日、2016年10月に開催する展示会「CEATEC JAPAN 2016」(シーテックジャパン 2016)を、CPS(サイバーフィジカルシステム)/IoT(モノのインターネット)の展示会として開催すると発表した。同展示会は、第1回(2000年開催)から、前回(2015年開催)まで「最先端IT・エレクトロニクス総合展」と位置付け実施してきた。


展示会の位置付けを変更することになったCEATEC JAPAN。写真は、2015年のCEATEC JAPAN会場

 CEATEC JAPANは2000年に、「エレクトロニクスショー」とIT関連展示会「COM JAPAN」が統合される形でスタートした経緯もあり、ITとエレクトロニクスの総合展として実施されてきた。特に、2000年代は当時、普及著しかった薄型テレビなどデジタル家電の最新製品が披露される展示会として、活況を呈した。しかし、2000年代後半からは、デジタル家電の普及が一巡したことや、国内総合電機メーカーの低迷などが重なり、来場者数、出展者数ともに減少。前回2015年開催は、東芝やソニーといった大手電機メーカーが出展を見送っていた。

IT/電機業界以外の取り込みを強化

 そうした中で、主催者側は、デジタル家電に代わる展示会の目玉を模索。2010年ごろより、自動車業界などとの連携を深め、自動車や電装品メーカーの出展を誘致。2015年は、「CPS/IoTフォーカスへの序章」と位置付け、電機業界以外からの出展者を多く募り、CPS/IoTに関連した技術、製品サービスの展示を強化してきた。

 2016年開催からは近年、強化してきたCPS/IoT関連展示を前面に押し出し、展示会自体の位置付けも「CPS/IoT Exhibition」へと改め、自動車やヘルスケア、エネルギーなどIT/エレクトロニクス業界以外の取り込みを加速させる見込みだ。

 2016年の展示構成について、同協議会は「エリア分けを大幅に刷新し、CPS/IoTが活用される場面である『街』『家』『社会』と分類したエリアとCPS/IoTを支えるテクノロジー・ソフトウェアの4つのエリアで構成する」とし、2016年7月ごろに詳細を発表する。

 また会期も2016年開催からは、これまで恒例となっていた、一般消費者や学生などの来場を見込んだ土曜日開催を取りやめ、平日開催のみとなる。2016年開催の会期は2016年10月4日から7日までの4日間。会場は、これまでと同じ、千葉市の幕張メッセとし、2016年2月22日から出展募集を行う。

CEATEC JAPAN 2016(CEATEC 2016)

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