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「新生NXPを見せる場所」、IoT向け製品を一堂に「embedded world 2016」(1/2 ページ)

ドイツ ニュルンベルクで開催された「embedded world 2016」に出展したNXP Semiconductorsは、IoT(モノのインターネット)向けなどに幅広い製品を提供できることを示し、“新生NXP”の製品ポートフォリオの強さを見せつけた。

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 「embedded world 2016」(2016年2月23〜25日)に出展したNXP Semiconductors(以下、NXP)のブースで、ひときわ来場者の目を引いていた展示の1つが「IoT(モノのインターネット)トラック」だ。NXPの部品が搭載されたIoT機器をいっぱいに詰め込んだ促販用トレーラーで、同社が2015年12月に買収を完了したFreescale Semiconductor(以下、Freescale)から“受け継いだ”ものである。Freescaleは、2015年6月に行われた開発者向けイベント「FTF(Freescale Technology Forum)」で、IoTトラックを披露していた*)

*)関連記事:インターネットの明日を詰め込んだ大型トレーラー「IoT Truck」

NXPブースIoTトラックIoTトラック 左=NXPのブース、中央/右=NXPのブースで、ひときわ目を引いていたトレーラー「IoTトラック」とその内部。トレーラーの外装は(当然ながら)FreescaleからNXPに塗り替えられていた(クリックで拡大)

「新生NXPを見せる」

NXPのJim Bridgwater氏
NXPのJim Bridgwater氏

 NXPでDigital Networking Senior Product Managerを務めるJim Bridgwater氏は、embedded world 2016では、Freescaleの買収を完了して2カ月ということで「新生NXPを見せることが、一番の目的」だと強調した。同社でMedia Relations Manager Europe, Middle East & Africaを務めるLaurent Massicot氏は、「とりわけIoT機器向けに幅広い製品群を提供できることを示したい」と説明する。Bridgwater氏は、IoT機器向けの製品は、NXPとFreescaleのシナジーを特に発揮できる分野の1つだと語る。「Freescaleは、プロセッサやDSP、マイコンで幅広い製品群を持っていて、NXPは各種インタフェースや無線通信向け*)の製品に強い。NXPは、IoT機器に必要なこれら全ての要素をシステムとして提供できる」(Bridgwater氏)。

*)ただし、NXPのRF事業は、Freescale買収に併せて、中国の非公開株式投資会社であるJAC Capital(Jianguang Asset Management)に売却した。同事業は現在、Ampleonとして営業を開始している(関連記事:世界第2位のRF企業「Ampleon」が始動)。

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