連載
制御の世界の“黒船”、TwinCATでメイドを動かす:江端さんのDIY奮闘記 EtherCATでホームセキュリティシステムを作る(9)(6/13 ページ)
SOEMに限界を感じていた私は、ベッコフオートメーションのソフトウェアPLC「TwinCAT3」に手を出しました。そう、文字通り“手を出してしまった”のです。今回は、制御の世界に「黒船」を持ち込んできたTwinCAT3を使ってメイドを動かすまでの、私の苦闘と孤闘の全容をご覧いただければと思います。
【Step 5】「Windows Driver Kit (WDK)」のインストール
TwinCAT 3でC/C++のリアルタイム制御を行うため必要なのだそうです。
MicrosoftのWebサイトから「Windows Driver Kit Version 7.1.0」をダウンロードしてください。
ですが、これがまた大変なのですよ。ダウンロードファイルはISOイメージなので、ファイルからCDまたはDVDを作成する必要があります(ISOファイルをいじっているとWindowsが「ああせい、こうせい」と、いろいろ言ってくるので、その通りやっていればCD/DVDを作ることができます。運よく私はできました)。
で、そのCD/DVDの中にある、「KitSetup.exe」をダブルクリックして起動します。
TwinCAT 3 C/C++には「Build Environments」だけが必要ですので、項目をチェックし、「OK」をクリックしてください。
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