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ローム、照明器具事業をアイリスオーヤマに譲渡照明用デバイス事業は継続

ロームは2016年3月31日、LED照明器具/照明システム事業をアイリスオーヤマに売却すると発表した。

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 ロームは2016年3月31日、LED照明器具/照明システム事業をアイリスオーヤマに譲渡すると発表した。譲渡額は非公表。譲渡日は2016年5月31日を予定する。


ロームは2011年以来、「AGLED」(アグレッド)のブランド名で、さまざまなLED照明器具を展開してきた

 ロームが譲渡するのは、LED照明器具/システムを扱うライティング事業部門とその子会社アグレッド。アグレッドを含めたロームのライティング事業の売り上げ規模は、2015年3月期実績で57億円で、従業員規模は88人(2016年3月31日時点)。

 ロームは、LED照明器具/システム向けの半導体/電子部品も手掛けるが、それら半導体/電子部品事業は譲渡対象外で、事業を継続する。

 今回の事業譲渡についてロームは、「当社の主力事業の1つであるオプティカルデバイス関連事業において、照明器具、照明システムに関連する半導体・電子部品の技術習得が成果を上げつつある一方で、照明器具市場は厳しい状況が続いている。こうした状況の中で事業の選択と集中を進め、市場における競争力と収益力の強化をはかるため、ライティング事業における事業の拡大を進めているアイリスオーヤマに当社のライティング事業を承継してもらう」とコメントしている。

アイリスオーヤマは2016年度売上高400億円へ

 一方のアイリスオーヤマは、2009年よりLED照明事業に参入し、2015年度にLED照明事業として245億円の売上高を計上。2016年度売上高としては「400億円を目指す」としている。

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