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ミネベア ミツミの経営統合、正式契約を締結:交換比率はミネベア1、ミツミ0.59
ミネベアとミツミ電機は2016年3月30日、株式交換による経営統合に関する正式契約を締結したと発表した。
ミネベアとミツミ電機は2016年3月30日、2015年12月21日付で基本合意していた、株式交換による経営統合に関して最終合意し、契約を締結したと発表した。2017年3月17日にミネベアを株式交換完全親会社、ミツミ電機を同子会社として株式交換を実施し経営統合する。株式割り当て比率は、ミツミ電機1株に対しミネベア0.59株。
2017年3月17日の株式交換と同時に、ミネベアは、「ミネベア ミツミ」に社名変更する予定。さらに、ミネベア ミツミの既存事業を会社分割により、ミツミ電機もしくは、新設する完全子会社などに承継させ、ミネベア ミツミは持ち株会社とし、ミツミ電機の法人格は維持する予定だという。なお、ミツミ電機は、株式交換に伴い2017年3月14日付で上場廃止となる。
持ち株会社ミネベア ミツミの経営体制は、現ミネベア社長の貝沼由久氏が代表取締役会長兼社長に就任し、現ミツミ電機社長の森部茂氏は代表取締役副会長に就く。
両社は2015年12月21日付で、「成長および事業ポートフォリオの強化」「生産体制/拠点の最適化によるコスト競争力/キャッシュフロー創出力の向上」「開発力の向上およびソリューションの提供」を目的に経営統合することで基本合意。基本合意時点で貝沼氏は、経営統合により、「エレクトロ・メカニクスの製品群を提供するオンリー1のメーカーとして、売上高1兆円、利益1000億円を目指す」と語っていた*)。
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