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自宅から電気自動車に電力を送る、効率85%:非接触給電(2/2 ページ)
IHIは三井ホームと共同で、電気自動車を対象とした非接触給電システムの実証実験を続けている。2012年から始まった共同研究は現在どの段階に進んでいるのか。状況を紹介する。
非接触給電システムの実力は
非接触給電システムの性能は、給電効率や、送信受信コイルの距離・位置ずれの許容度によって表すことができる。
「給電効率は送受信端子間で約85%だ。垂直距離の許容度は送受コイル間距離にして75〜135mm、水平距離は車の前後方向に±75mm、左右方向に±100mmだ」(IHI)。
給電効率を高めるためには、自動車が備える駐車支援システムと統合することが望ましい。送電コイルを駐車場のレーンなどに見立てて容易に正確に位置合わせができるからだ。「今回の実証実験は、家側視点で実施しているため、車側については特段の装置(位置補正システムなど)は付加していない」(IHI)。
今後は、2〜3年後の実用化を目指して開発を進めるという。
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