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インフィニオン初のSiC MOSFETを披露、量産は2017年PCIM Europe 2016(2/2 ページ)

Infineon Technologiesは、ドイツで開催中のパワー半導体の展示会「PCIM Europe 2016」(2016年5月10〜12日、ニュルンベルク)で、耐圧1200VのSiC MOSFETなどを展示した。

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モーター駆動での採用には時間が必要

 SiCパワー半導体の市場については、「シリコンに比べればまだ小さい市場ではあるが、全体的に堅調に伸びているとみている。ただし、用途によってSiCパワー半導体の導入に対する姿勢がかなり異なる。例えば太陽光発電システムの分野では、SiCを早い段階から採用しているので“慣れ親しんでいる”。一方でモーター駆動の分野は非常に保守的だ。このような分野では、SiCの採用にはもう少しかかるだろう」と述べている。

 なお、次世代パワー半導体としてはもともとSiCに注力していたInfineonだが、GaNに強みを持っていたInternational Rectifier(IR)を2015年1月に買収したことで、SiCからGaNまでを提供するメーカーとなった。

左=InfineonでSiCシニアディレクターを務めるPeter Friedrichs氏/右=「CoolSiC」の“Cool”を強調すべく、パワーデバイスを閉じ込めた氷(本物です)も披露(クリックで拡大)

取材協力:Mesago PCIM〕

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