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メイドたちよ、“意識高い系”を現実世界に引き戻してやれ!江端さんのDIY奮闘記 EtherCATでホームセキュリティシステムを作る(最終回)(3/11 ページ)

「ご主人様とメイド」の例えで産業用ネットワーク「EtherCAT」の世界を紹介してきた本連載も、いよいよ最終回です。今回も、前回に引き続いて、EtherCATを開発したベッコフとEtherCAT Technology Groupの方々へのインタビューの模様をご紹介しつつ、「EtherCAT」への熱い想いで締めくくります。

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Q:皆さんは、どのようなきっかけでEtherCATに関わり始めたんですか

川野さん 以前、私は、National Instruments(NI)に勤務していました。

 ハンス・ベッコフ(ベッコフ創業オーナー)を知ったのは、米国でのETGイベントの招待講演で、NIの社長とハンスが、講演の舞台の上で、熱い「技術オタク」の会話をしている記事を読んだのが初めてですが、その時、私がEtherCATにかかわっていくとは思っていませんでした。

 ヘッドハンター経由でいただいた「ドイツのFAメーカー」からのオファーがきっかけで着任し、2010年の秋から準備を開始し、2011年3月にベッコフ日本法人を立ち上げました。ちょうど、“3.11”の大震災の時に重なり、本当に、エラい目に遭いましたが。

小幡さん 私は、ODVA*1)の日本支部でエンジニアをやっていました。

 その後、さまざまな大人の事情があって、EtherCATに方向転換して、2009年に京都でEtherCATの認証テストセンターを立ち上げました。

 その後、ベッコフの日本法人の話を聞き、手を挙げました。ベッコフの日本法人の会員ナンバー4番です。

*1)ODVA:産業用ネットワークの非営利のサポート団体の1つ(「ODVA」Webサイト

村尾さん EE Times Japanは、半導体やデバイスのような材料、ネットワークなどの装置の情報を発信するWebメディアですので、正直、私自身も、EtherCATにあまり興味はありませんでした。

 江端さんが、EtherCATの連載企画を売り込みにいらっしゃったことがきっかけとなって、EtherCATと知り会うことになりました。

江端 私は、ネットワークの研究をやっているのですが、特に、イーサネットが大好きです。Wiresharkでイーサネット上に流れるデータを読むのは得意で、平文のパスワードなら簡単に盗めます(やりませんけどね)。

 産業用のイーサネットを調べていくうちに、EtherCATの、その美しい仕様にほれこんで、1人で勉強を始めましたが、自宅で見つけたEhterCATのスレーブについてその製造業者に問い合わせても、まともに質問に答えてくれず困っていました(どこのメーカーとはいいませんが)。

 ならば、「見切り発車のままEtherCATの連載を始めて、その途中でいろいろな人を巻き込んでしまおう」という、まことに、はた迷惑な動機で、連載をEE Times Japanに提案したのです。

 そして、今、まさに、このパンケーキ屋に、その「巻き込まれた方々」が結集したわけです。

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