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太陽誘電、0.11mm厚で静電容量0.47μFを実現低背セラミックコンデンサー

太陽誘電は、厚み0.11mmで静電容量が0.47μFの積層セラミックコンデンサー2製品を発表した。

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小型・薄型のモバイル機器などに対応

 太陽誘電は2016年9月、厚みが0.11mmで静電容量が0.47μFの積層セラミックコンデンサー2製品を発表した。スマートフォンやウェアラブル端末などにおける電源ラインのデカップリング用途に向ける。

 新製品は、「PMK105 BJ474ML」と、部品内蔵配線板への搭載を可能とする銅めっき品「PMC105 BJ474ML」の2製品である。0.47μFの静電容量を実現しつつ、外部電極を薄くすることにより、厚み0.11mmを達成したという。外形寸法は1.0×0.5mm(1005サイズ)である。定格電圧は2.5V、温度特性はX5Rとなっている。


厚みが0.11mmで静電容量0.47μFを実現した積層セラミックコンデンサーの外観

 デカップリングコンデンサーは、電源電圧の変動やノイズの発生を防止するために、機器の電源ラインなどで用いられる。こうした中で、スマートフォンやウェアラブル端末などでは、さらなる小型・薄型化が進む。このため、電子部品も配線板表面への実装にとどまらず、ICパッケージ裏面や配線板内部へ組み込むなど、より高密度な実装が行われるようになった。

 そこで同社は、「小型・薄型化」と「大容量化」の要求を満たす積層セラミックコンデンサーを新たに開発した。既に、月産1000万個体制で量産を始めている。サンプル価格は15円。

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