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電気二重層キャパシター、産業機器向けに提案ちょこちょこ充電で24時間稼働に対応

日本ケミコンは、「CEATEC JAPAN 2016」において、AGV(無人搬送車)用ワイヤレス給電システムなどに向けて、電気二重層キャパシターの応用提案を行った。

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AGV、10秒間で30m走行分をワイヤレス充電

 日本ケミコンは、「CEATEC JAPAN 2016」(2016年10月4〜7日、千葉・幕張メッセ)において、産業システム向けに電気二重層キャパシターの応用提案を行った。同社のキャパシターユニットが搭載されたダイヘン製AGV(無人搬送車)用ワイヤレス給電システムを、会場でデモ展示した。

 電気二重層キャパシター「DLCAP」は、100万回以上の充放電が可能で、急速な充放電に対応できる。その上、安全性や信頼性が高いといった特長がある。このため、ピーク電力アシストや回生エネルギー、瞬低対策などの用途で利用されている。

 同社のDLCAPも、マツダの減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」に採用されるなど、自動車市場を中心に需要を拡大してきた。そこで同社は、産業システムなど新たな市場の開拓に向けて、提案活動を行ってきた。その1つが、AGV用ワイヤレス給電システムと組み合わせた用途である。


キャパシターユニットが搭載されたダイヘン製AGV(無人搬送車)用ワイヤレス給電システムのデモの模様

 同システムは、受電コイルと受電ユニットおよびキャパシターユニットを搭載したAGVが、作業エリアに停止している間に、生産ライン上の停止位置に設置された送電コイルと送電ユニットを介して、AGV側にワイヤレスでエネルギーが伝送される仕組みである。

 AGVは、これまで鉛蓄電池が一般的に用いられてきた。「電気二重層キャパシターは蓄電容量こそ少ないものの、鉛蓄電池に比べて急速充電ができる」(説明員)と話す。一例だが、電気二重層キャパシターは、充電電流として最大60Aに対応でき、10秒間充電すると30mの走行が可能となる。鉛電池を用いた一般的なワイヤレス給電システムでは、コイル間の距離によっては充電電流が8〜10Aと小さくなり、10秒間で4〜5m走行分しか充電できないこともあるという。

 送電ユニットが取り付けられたAGV停止位置(作業エリア)の設置場所にもよるが、「ちょこちょこ充電」に対応できるシステム構成とすれば、無人でワイヤレス給電が行えるため、AGVの24時間稼働が可能になるという。

CEATEC JAPAN 2016(シーテック ジャパン 2016)

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