NXP、新i.MX 8Mプロセッサファミリーを発表:4K解像度やHDR品質に対応
NXP Semiconductorsは、アプリケーションプロセッサ「i.MX 8M」ファミリーを発表した。4K解像度やHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した動画、オーディオ配信用機器などの用途に向く。
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NXP Semiconductorsは2017年1月、アプリケーションプロセッサ「i.MX 8M」ファミリーを発表した。4K解像度やHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応した動画/オーディオ配信用機器などの用途に向く。
i.MX 8Mファミリーは、動作周波数が1.5GHzのARM Cortex-A53コアを最大4個と、Cortex-M4コアを1個、及びメディア処理用のGPUなどを集積している。搭載するCPUのコア数や周辺回路などの違いによって、複数の製品を用意している。
例えば「i.MX 8M Dual/i.MX 8M Quad」は、ARM Cortex-A53コアを2個/4個、Cortex-M4Fコアを1個およびGPU「GC7000Lite」「4Kp60」や「H.265」「VP9」に対応するビデオデコード機能などを集積している。この他、各種セキュリティ機能や高速シリアルインタフェースなどを搭載した。
「i.MX 8M QuadLite」は、ARM Cortex-A53コアを4個、Cortex-M4Fコアを1個、GPU「GC7000Lite」を統合している。また「i.MX 8M Solo」はARM Cortex-A53コアとCortex-M4Fコアをそれぞれ1個、GPUとして「GC7000nanoULTRA」を集積した。
i.MX 8Mファミリーは、限定的なサンプル出荷を2017年4〜6月から始める。本格出荷は2017年10〜12月となる予定。また、i.MX 8システムのプロトタイピング向けに、i.MX 8マルチセンサリーイネーブルメントキット(MEK)を用意している。
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